2023-01-01から1年間の記事一覧
アナザーラウンド(字幕版) マッツ・ミケルセン Amazon デンマーク映画である。 冴えない教師が体内のアルコール濃度を一定に保つと、パフォーマンスが上がる、という話を信じて、経に酒を飲み続けるという話。 話の筋がドラえもんである。ドラえもんの道具が…
サンザシの樹の下で(字幕版) チョウ・ドンユィ Amazon 1970年代の中国。真面目に共産主義をやっていた時代である。 党の幹部の息子と、知識階級ゆえに思想改造されている家族の娘の恋愛映画。 まったく派手さはないが、引き込まれる映画である。めずらしく…
すばる2022年11月号 集英社 Amazon すばる文学賞受賞作品である。 文学賞受賞作品にしては非常に読みやすい作品。すらすらと読め、また登場人物も等身大である。 テーマは結婚をしない女性、結婚を諦めようとする女性、それに付随して、卵子凍結や同性でのル…
なぜ人間には性欲があるのか。 諸賢はダーウィンの進化論に従って以下のように習ってはいないだろうか。 性欲がない人間もいたが、性欲が強い人間ほどよく繁殖した。性欲が弱い人間はあまり繁殖せず淘汰された。故に性欲の強い人間の子孫である我々には性欲…
悲しみより、もっと悲しい物語(字幕版) リウ・イーハオ Amazon ふむ。たしかに悲しい物語だ。 というか、ぶっちゃけ救いがない。 もともとは韓国映画らしい。韓国映画は救いがない話が多い。 最後、どんでん返し、というか、ちょっとした種明かしがあるのだ…
yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp この事件が起きて、一年後に犯人が捕まる。 なぜ1年もかかったのだろうか。 わたしは犯人が上級国民だからではないのか、という仮説を立てた。 どうも、上級国民という程ではないが、中の上くらいの国民っぽい。 friday.koda…
野菜や何も上がっているが、1番上がっているのは贅沢品ではなかろうか。私はダンディズムの一環で服や靴を買っている。しばらく前から年々値上がりして、最近は激しく上がっている。 要因は海外の物価高だ。海外ではインフレとともに定価が上がっている。今…
英雄 ~HERO~(字幕版) ジェット・リー Amazon 私の好きな映画ベスト3に入る作品。映像も面白いし、羅生門スタイルで描かれている。観ていてわくわくする。始皇帝暗殺というスケールも大きい。なかなかこういうスタイルの映画はないのではないだろうか。 映…
ソルト (字幕版) アンジェリーナ・ジョリー Amazon なかなか面白い痛快アクションサスペンス。 ネタバレ有り。 シナリオ的に、オロコフがわざわざ現れて~ のくだりは、ただミッションを困難にしただけ、と指摘されているとおりだと思う。 でも、ああやって…
今更であるが、今年の目標を一つ付け加える。 経に油断しないで暮らす! たとえば以下のようなことを、諸賢も往々にして経験していると思う。 ある日、同僚が運転する車の助手席に乗り込み、意気揚々と上司への不満を口にしていたら、後部座席に上司が乗って…
▽大村秀章 無所属・現 当選 145万2648票▽尾形慶子 無所属・新 25万1263票▽末永啓 無所属・新 13万374票▽山下俊輔 諸派・新 12万3940票▽上原俊介 無所属・新 10万3883票▽安江朗 無所属・新 8万8981票 尾形という人は令和新選組が押していたらしい。 あとのは…
芥川賞・直木賞、ともにダブル受賞…芥川賞の井戸川さんと佐藤さんは初の候補 : 読売新聞オンライン わたしの予想はこちらをご覧いただきたい。 yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp わたしは予想で、ずばり、「荒地の家族」だと断言し、見事に的中させた。 だが…
今回もどうにか全作品を読むことが出来た。 それぞれの感想は以下のページをご覧いただきたい。 それでは早速予想を発表したい。 ずばり、「荒地の家族」が受賞すると思う。 いつものように不等号を付けるとすれば、 荒地の家族>ジャクソンひとり>グレイス…
ジャクソンひとり 作者:安堂ホセ 河出書房新社 Amazon どうにか候補作、全作品を読んだ。発表は19日だからギリギリである。受賞作予想は明日する。 本作品は日本に暮らす黒人ゲイの話。 文体が特徴で、三人称多視点なのだろうか、なかなか読みにくい。さらに…
新潮2022年12月号 新潮社 Amazon 今回は本当にTHE純文学が続く。 この小説も面白い。最初は、また3.11ものか、と食傷を感じたが、読んでいくと3.11は切っ掛けのひとつで、物語の本質には関わってこない。むしろ、3.11は特別な不幸ではなく、普遍的な不幸であ…
文學界(2022年11月号) 文藝春秋 Amazon AV女優の化粧師が主人公の話。 今回の候補作の中では今のところ一番面白かった。 著者自身が元AV女優ということだけあってか、AVの撮影シーンだけはリアルで面白い。ただ、これが需要があるかと問われれば微妙である…
あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 昔に比べると、このブログも更新の頻度が減りましたが、自分的には楽しく書いています。おそらく、今年もこんなペースで書く予定ですので、本年もよろしくお願いします。 さて、今年の抱負の…