文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

03 小説に関する思考

第170回芥川賞 ドンピシャ、当ててやったぜ!

yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp www3.nhk.or.jp 二回連続で当てた! ダブル受賞のも入れれば、連続四回当てている。 ちなみに過去の戦績は、 169回 ドンピシャ。 168回 ダブル受賞で、ひとつは当てた。もう一つの作品は最下位を付けた。 167回 ドンピシャ。…

第170回芥川賞大予想! 候補作全部読み!

今回もどうにか間に合った。発表が17日なのでギリギリである。 ではもう、いきなり受賞予想発表! ずばり! 東京都同情塔 である。 不等号を付けると、 東京都同情塔>迷彩色の男>アイスネルワイゼン>猿の戴冠式>Blue といった感じだろうか。 小説として…

芥川賞候補が発表された

以下のとおりである。 安堂ホセ「迷彩色の男」(文芸秋季号) 川野芽生「Blue(ブルー)」(すばる8月号) 九段理江「東京都同情塔」(新潮12月号) 小砂川チト「猿の戴冠式」(群像12月号) 三木三奈「アイスネルワイゼン」(文学界10月号) 発…

今回はどんぴしゃり。100%当てたぜ! 芥川賞の今後について

芥川賞に市川沙央さん「ハンチバック」 記者会見で「どうして2023年にもなって初めてなのか」 直木賞は2作品:東京新聞 TOKYO Web 第169回芥川賞 受賞作大予想!! - 文学・文具・文化 趣味に死す! もうタイトルの通りで他に言うこともないのであるが、完璧…

候補作、全部揃った。

今回は全部読めそう。 ハンチバックはもう書評書き終わってるし、ネームも図書館で読んできた。 その他の候補作も全部揃ったし、あとは読むだけ。

第169回芥川賞ノミネート作品

第169回芥川賞候補5作が発表!2人が初ノミネート、千葉雅也さんは3回目、乗代雄介さんは4回目の候補入り | ほんのひきだし ・石田夏穂「我が手の太陽」(群像5月号)・市川沙央「ハンチバック」(文學界5月号)・児玉雨子「##NAME##(ネーム)」(文藝夏季号…

第168回 芥川賞 当てたのか、外したのか……

芥川賞・直木賞、ともにダブル受賞…芥川賞の井戸川さんと佐藤さんは初の候補 : 読売新聞オンライン わたしの予想はこちらをご覧いただきたい。 yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp わたしは予想で、ずばり、「荒地の家族」だと断言し、見事に的中させた。 だが…

第168回 芥川賞 大予想!!!

今回もどうにか全作品を読むことが出来た。 それぞれの感想は以下のページをご覧いただきたい。 それでは早速予想を発表したい。 ずばり、「荒地の家族」が受賞すると思う。 いつものように不等号を付けるとすれば、 荒地の家族>ジャクソンひとり>グレイス…

第168回 芥川賞 候補作

金曜発表された。 最近ガチで忙しいから、全部読めるか不安。 とりあえず、メモ。 グレゴリー・ケズナジャット(38)の「開墾地」(群像11月号) 安堂ホセ(28)「ジャクソンひとり」(文芸冬号) 井戸川射子(35)「この世の喜びよ」(群像7月号)…

第167回 芥川賞  ドンピシャで当ててやったぜ!

www.ehime-np.co.jp 正直今回は簡単だった。(当てたから言うのであるが) 他の作品がそれほど非道いというわけではなく、頭一つ二つ抜けていた。 しっかし、男の作品がないと、男と女の感性の違いがよくわかる。5作品読んで、なにかすべて同じものを感じた…

第167回 芥川賞、受賞作品予想!

今回も無事に全作品読めた。 作品の深みに関して、まるでレベルが違うものが揃った感じだ。しかし、表面上では分からない。 また、小説の深みなどというものは読者が勝手に付与するものであるから、巻き尺などで測ることは出来ない。 それでも、自分で言うの…

文藝以外、候補作入手

芥川賞候補作。 さてさて、あとは読むだけだ。

第167回 芥川賞 候補作

小砂川(こさがわ)チト「家庭用安心坑夫」(群像6月号) 鈴木涼美「ギフテッド」(文学界6月号) 高瀬隼子(じゅんこ)「おいしいごはんが食べられますように」(群像1月号) 年森瑛(あきら)「N/A」(文学界5月号) 山下紘加(ひろか)「あくてえ…

伊集院光とらじおとゲストと 浅田次郎を聞いた

浅田次郎ファンである。新刊を買おうと思っているのに、次から次へとネタバレにあってしまう(T-T) このラジオでもネタバレかなぁ、と思って聞いていたが、出演者もわかっているのか、確信には触れなかった。でも作品の空気が伝わってくる。 浅田次郎はメモを…

第166回芥川賞の予想を豪快に外した

第166回芥川賞を受賞したのはブラックボックスだった。 ブラックボックス 作者:砂川文次 講談社 Amazon この人の「小隊」は大好きな作品なので、これから素晴らしい作品を書いてくれることを大いに期待したい。 しかし、選考委員とここまで嗜好が乖離してい…

第166回芥川賞候補作 を全て読んだ。受賞予想。

今回の芥川賞は三つどもえだ。それも、かなり高いレベルでの三つどもえ。今までにないくらい楽しませてもらった。 では、さっそく、受賞予想! その前に、過去の戦績。第164回は受賞順位を以下のように付けて見事に外した。 コンジュジ>小隊>推し、燃ゆ>…

候補作が全部揃った。

いつもは複数の図書館を駆け回って揃えているのに、今回はあっさり一つの図書館で揃ってしまった。 11.12.12月号。12月号から読んでチャチャっと決めちゃったんじゃないか? しかも主要紙だけで。 トリッパーとか読んでいるのだろうか? 発表は19日なので、…

響 を読んだ

響~小説家になる方法~(1) (ビッグコミックス) 作者:柳本光晴 小学館 Amazon 以前映画で見て面白かったので借りてみた。 映画の批評はこちら。 響 -HIBIKI- を観た - 文学・文具・文化 趣味に死す! 内容は映画と一緒である。感想も映画と一緒。 小説の…

芥川賞と直木賞の候補発表

【芥川賞】 石田夏穂(かほ)「我が友、スミス」(すばる11月号) ▽九段理江「Schoolgirl」(文学界12月号) ▽島口大樹「オン・ザ・プラネット」(群像12月号) ▽砂川文次「ブラックボックス」(群像8月号) ▽乗代雄介「皆のあらばしり」(新…

165回 芥川賞 結果

「芥川賞」は、石沢麻依氏(41)の『貝に続く場所にて』、李琴峰氏(31)の『彼岸花が咲く島』が選出。 ということで、私の「受賞作無し」は見事に外れた。 一応受賞確率順位は 貝に続く場所にて>水たまりで息をする>彼岸花が咲く島>氷柱の声>オーバーヒ…

第165回 芥川賞 大予想!! 5作品を読んだ。

今回は正直予想が難しい。突き抜けた感じのものもなければ、特段劣っているものもない。さらに、群像新人賞受賞選考委員と芥川賞選考委員が被っている。普通に考えると、この作品が一番受賞に近いと思われる。 最初に結論、予想結果を述べる。 第165回芥川賞…

165回 芥川賞、ノミネート作品

第165回「芥川賞・直木賞」候補作決まる 選考会は7・14:中日新聞Web 石沢麻依『貝に続く場所にて』(群像六月号) くどうれいん『氷柱の声』(群像四月号) 高瀬隼子『水たまりで息をする』(すばる三月号) 千葉雅也『オーバーヒート』(新潮六月号) 李琴…

杜子春は衝撃的である

芥川の作品、杜子春の書き出しはこうだ。 【或春の日暮です。唐の都洛陽らくやうの西の門の下に、ぼんやり空を仰いでゐる、一人の若者がありました。】 ちょっと中国史を囓った人間なら、唐の都は洛陽ではなく長安であるとすぐに気がつく。 武則天や哀帝の時…

第16回放送 孟嘗君 歴史・時代小説が流行りそうな理由

youtu.be 同時代の小説を書こうとすると、どうしてもコロナに触れざるを得ない。 コロナに触れると、どうしてもコロナっぽい主題になってしまう。 コロナに触れないと現代味が失われてリアルティが出ない。 しかも、コロナネタはこの瞬間だけで長続きしそう…

たの多用

www.youtube.com 上記の動画を見た。文章のリズムを出すコツが語られていた。それは、「た」の多用だった。 文章にリズムが出ない、味が出ないという場合、文末に「た」を用いればいいという話だった。 日本語の言文一致には「た」の発見が重要だった。 と、…

第11回放送 柄谷行人 日本近代文学の起源 風景の発見 内面の発見

www.youtube.com 遅くなってしまったが、どうにか火曜に間に合った。久しぶりに真面目に難しい本を読んで頭が痛くなった。スターチップラジオ史上最も頭を捻ったラジオ。それでこの程度か、というのは心の中にとどめて置いていただくということで。 定本 日…

第164回芥川賞受賞作予想を外した

芥川賞に宇佐見りん「推し、燃ゆ」 直木賞は西條奈加(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース 19時どころか、18時には結果が出ていたという。 うーん。推し、燃ゆ、が来るとは。 一昨日の投稿をご覧いただければ分かるが、わたしはコンジュジか小隊のどちらか…

第164回芥川賞候補作を全部読んだ。講評&受賞予想!!

今回の候補作は良質な物が多かった。久しぶりに楽しんで読めた芥川賞レースだった。 ただ、「推し、燃ゆ」と「コンジュジ」が被っていたり、若い女性の主人公が多かったなど、作品の幅があまりなかったかも知れない。芥川賞候補は適当に選んでいるのではなく…

164回芥川賞の候補作が決まった。

宇佐見りん(うさみ りん) 推し、燃ゆ 文藝 秋季号 尾崎世界観(おざき せかいかん) 母影(おもかげ) 新潮 12月号 木崎みつ子(きざき みつこ) コンジュジ すばる 11月号 砂川文次(すなかわ ぶんじ) 小隊 文學界 9月号 乗代雄介(のりしろ ゆうすけ) …

芥川賞、半分当てたぜ!

www3.nhk.or.jp 第163回芥川賞 事前予想 事前選評 - 文学・文具・文化 趣味に死す! やはり、予想通り遠野氏が取った。自慢する訳ではないが誇らしい気持ちでいっぱいだ。わたしもやっと小説が読めるようになってきたと言うことだろうか。 ただ、高山氏は外…