文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

03 小説に関する思考

165回 芥川賞 結果

「芥川賞」は、石沢麻依氏(41)の『貝に続く場所にて』、李琴峰氏(31)の『彼岸花が咲く島』が選出。 ということで、私の「受賞作無し」は見事に外れた。 一応受賞確率順位は 貝に続く場所にて>水たまりで息をする>彼岸花が咲く島>氷柱の声>オーバーヒ…

第165回 芥川賞 大予想!! 5作品を読んだ。

今回は正直予想が難しい。突き抜けた感じのものもなければ、特段劣っているものもない。さらに、群像新人賞受賞選考委員と芥川賞選考委員が被っている。普通に考えると、この作品が一番受賞に近いと思われる。 最初に結論、予想結果を述べる。 第165回芥川賞…

165回 芥川賞、ノミネート作品

第165回「芥川賞・直木賞」候補作決まる 選考会は7・14:中日新聞Web 石沢麻依『貝に続く場所にて』(群像六月号) くどうれいん『氷柱の声』(群像四月号) 高瀬隼子『水たまりで息をする』(すばる三月号) 千葉雅也『オーバーヒート』(新潮六月号) 李琴…

杜子春は衝撃的である

芥川の作品、杜子春の書き出しはこうだ。 【或春の日暮です。唐の都洛陽らくやうの西の門の下に、ぼんやり空を仰いでゐる、一人の若者がありました。】 ちょっと中国史を囓った人間なら、唐の都は洛陽ではなく長安であるとすぐに気がつく。 武則天や哀帝の時…

第16回放送 孟嘗君 歴史・時代小説が流行りそうな理由

youtu.be 同時代の小説を書こうとすると、どうしてもコロナに触れざるを得ない。 コロナに触れると、どうしてもコロナっぽい主題になってしまう。 コロナに触れないと現代味が失われてリアルティが出ない。 しかも、コロナネタはこの瞬間だけで長続きしそう…

たの多用

www.youtube.com 上記の動画を見た。文章のリズムを出すコツが語られていた。それは、「た」の多用だった。 文章にリズムが出ない、味が出ないという場合、文末に「た」を用いればいいという話だった。 日本語の言文一致には「た」の発見が重要だった。 と、…

第11回放送 柄谷行人 日本近代文学の起源 風景の発見 内面の発見

www.youtube.com 遅くなってしまったが、どうにか火曜に間に合った。久しぶりに真面目に難しい本を読んで頭が痛くなった。スターチップラジオ史上最も頭を捻ったラジオ。それでこの程度か、というのは心の中にとどめて置いていただくということで。 定本 日…

第164回芥川賞受賞作予想を外した

芥川賞に宇佐見りん「推し、燃ゆ」 直木賞は西條奈加(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース 19時どころか、18時には結果が出ていたという。 うーん。推し、燃ゆ、が来るとは。 一昨日の投稿をご覧いただければ分かるが、わたしはコンジュジか小隊のどちらか…

第164回芥川賞候補作を全部読んだ。講評&受賞予想!!

今回の候補作は良質な物が多かった。久しぶりに楽しんで読めた芥川賞レースだった。 ただ、「推し、燃ゆ」と「コンジュジ」が被っていたり、若い女性の主人公が多かったなど、作品の幅があまりなかったかも知れない。芥川賞候補は適当に選んでいるのではなく…

164回芥川賞の候補作が決まった。

宇佐見りん(うさみ りん) 推し、燃ゆ 文藝 秋季号 尾崎世界観(おざき せかいかん) 母影(おもかげ) 新潮 12月号 木崎みつ子(きざき みつこ) コンジュジ すばる 11月号 砂川文次(すなかわ ぶんじ) 小隊 文學界 9月号 乗代雄介(のりしろ ゆうすけ) …

芥川賞、半分当てたぜ!

www3.nhk.or.jp 第163回芥川賞 事前予想 事前選評 - 文学・文具・文化 趣味に死す! やはり、予想通り遠野氏が取った。自慢する訳ではないが誇らしい気持ちでいっぱいだ。わたしもやっと小説が読めるようになってきたと言うことだろうか。 ただ、高山氏は外…

第163回芥川賞 事前予想 事前選評

第163回芥川賞の発表は明日である。 今回はノミネート作品を全て読むことが出来た。それぞれの作品の感想は以下の通りである。 第163回芥川賞候補作 破局 遠野遥 を読んだ 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す! 第163回芥川賞候補作品 赤い砂を蹴…

第163回芥川賞候補作

石原燃(ねん)「赤い砂を蹴る」(文学界6月号) 岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号) 高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号) 遠野遥「破局」(文芸夏季号) 三木三奈「アキちゃん」(文学界5月号) の五名。さてさて、今回はすごい作品が出て…

新たなる禁酒読書計画

太平記の読書が禁酒によって思いの外はかどって、それに味を占めている。 次なる読書計画は溜まっている積読を読破することである。 とりあえず第一弾で、上記を読み終えるまで禁酒、ということにしたいと思う。 厳格な禁酒ではなく、仕事や祝い事などでは飲…

内田百閒文学賞

昨日締め切りだった。久しぶりに応募した。かなりの自信作なので受賞間違いない。受賞者が発表されたらそれはわたしだと思っていただいて構わない。 とまぁ、そんな話はともかく、わたしの20年近い投稿生活で、今回おったまげたのが、応募方法の下から三行目…

徹子の部屋の浅田次郎

www.youtube.com わたしは浅田次郎のファンである。 うちにはテレビがない。徹子の部屋に出演されると言うことで、よほど友人にでも録画を頼もうかと思ったが、恥ずかしいくて頼めなかった。 それがなんと、翌日にはYoutubeにいくつもアップされているではな…

芥川賞予想を見事に外した。任務

headlines.yahoo.co.jp 芥川賞候補作をすべて読み、受賞作を予想した。 わたしが受賞を予想したのは「幼な子の聖戦」であった。 実際受賞したのは「背高泡立草」 わたしはこの作品は受賞しないと思っていた。 作品に対する詳しいレビューは以下を参考にして…

第162回芥川賞の候補作

芥川賞の候補作が発表された。 芥川龍之介賞|公益財団法人日本文学振興会 木村友祐 幼な子の聖戦 すばる 十一月号 髙尾長良 音に聞く 文學界 九月号 千葉雅也 デッドライン 新潮 九月号 乗代雄介 最高の任務 群像 十二月号 古川真人 背高泡立草(せいたかあ…

2019夏の文学教室 京極夏彦先生の遠野物語について

ロビーはこんな感じ。 会場。 わたしはこの日のために予習した遠野物語の感想を以前書いた。 遠野物語を読んだ - 文学・文具・文化 趣味に死す! わたしはこの感想で以下のように書いた。 「これを読むもの、いたく不思議の感を抱くは、目の前の出来事がフィ…

遠野物語を読んだ

明日は夏の文学教室なり。そのための予習をせり。 京極先生のお題「 物語の在り処 〜遠野物語を巡って~」とのことにて、遠野物語を知らねば分からぬと思いこれを読めり。 遠野物語は柳田国男の著作なり。著作権も切れておれば、キンドルにて無料で入手する…

夏の文学教室のチケットを買ってきた。

2019年夏の文学教室プログラムをアップしました - 日本近代文学館 わたしが買った30日は、赤坂真理「トランス天皇論」、鹿島茂「三島由紀夫とフランス文学」、京極夏彦「遠野物語を巡って」の三本。どれも面白そうである。遠野物語とトランス天皇論を読まな…

小説執筆上の悲劇

昔の作家は原稿用紙にインクをぶちまけて台無しにしたらしい。やったことはないが、それならどうにか読めるのではないか。 いまオール讀物用の原稿を書いていて、昨日は保存し忘れて二千字ほど失う。 保存のし忘れ。これはよくあることだ。ワープロソフトを…

第161回の芥川賞レースが始まった

ここのところ忙しくて、なかなか19時に更新できない。更新できないどころか落としそうで怖い。あと三日で200日達成だというのに。 ということで、芥川賞レースが始まった。半年は早い。 どのくらい図書館でゲットできるか分からないけれど、早速借りてくる予…

芥川賞・直木賞をとる! あなたも作家になれる 髙橋一清  感想 レビュー

芥川賞・直木賞をとる!: あなたも作家になれる (河出文庫) 作者: 高橋一清 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/12/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 髙橋一清氏は文藝春秋の編集者である。 はっきり言えることは、「作家になれ…

What do they know of England, who only England know?

今日のタイトルは格好良く英語だ。 What do they know of England, who only England know? イギリスのことしか知らない人間が、イギリスのなにを知っているというのだ。 英国のノーベル賞受賞作家ラドヤード・キップリングの詩である。 ジムロジャースの本に…

芥川賞が決まった。わたしの予想は半分当たった

芥川龍之介賞|公益財団法人日本文学振興会 わたしは今回の候補作、6作品の内、4作品を読んだ。 受賞した2作品はわたしが読んだ作品の中に入っていた。 わたしは読んだ4作品の受賞の可能性を以下のように予想した。 ニムロッド > 戦場のレビヤタン > 1R1分…

日本近代文学館 到着!

じゃじゃーん! というわけで、初めて来ました。日本近代文学館。なんか写真だと曇天だしおどろおどろしいな。 今は 「こんな写真があるなんて!」文士の時代――貌とことば という企画をやっている。入館料は300円。安い。 特設展は撮影禁止だったので写真は…

木曜小説 ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで

ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書) 作者: 橋本陽介 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/06/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 図書館でふと手にとって一気に読み終えてしまった。 非常…

てにをは辞典 てにをは連想辞典

井上ひさし氏が「辞書をもたないで文章を書くというのは、車がないのにドライブするようなものだ」みたいなことを言っていたと思う。 それはその通りだ。でも、辞書だけでなく、文章表現辞典があるとなおのこと文章はよくなると思う。わたしが重宝しているの…

北日本文学賞に送った 綴り紐について

北日本新聞ウェブ[webun]:北日本文学賞 最近はネット応募が多い。 昔はプリントアウトで送らねばならなかった。 そのさらに昔は原稿用紙らしいが、その時代のことは知らない。 池澤夏樹が初のワープロでの芥川賞受賞者で、直筆原稿がないのでなにを記念館に…