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聲の形 観た

 

 

あらすじ

小学生の石田は転校してきた聾唖者の硝子をいじめ抜いて転校させる。

しかし、硝子をいじめた責任を他の生徒になすりつけようとして、クラス中から総スカンをくらい、石田はいじめられるようになる。

高校生になって改心した石田は硝子に謝り自殺しようとするがうまくいかない。結局硝子と友達になり過去を乗り越える。

 

 

以下ネタバレ

 

 

と、あらすじはそうなのであるが、石田の硝子に対するいじめは昔の基準でもいじめなどとは呼べない。傷害、器物損壊、普通に少年院レベルである。壮絶なるいじめである。いじめていじめていじめ抜いた感じだ。無邪気な子供がすることでは片付かないだろう。一つ20万円ほどする補聴器を八つも強奪したり、破壊したりする。

 

耳の奥に入っている補聴器を無理やり引っこ抜いて流血させたり、しかも、平然とヘラヘラしている。サイコパスである。

 

石田はいじめが発覚したあと、責任を他のクラスメイトになすりつけようとして逆にいじめられるのであるが同情の余地がない。

 

ていうか、サイコ石田の性格ならば、自分をいじめるやつを片っ端から惨殺しても良さそうなものなのであるが、なぜか急に弱気になる。

 

そして高校生になると突然聖人になるのである。硝子の妹に画像を晒されて謹慎処分をくらっても、怒るどころか何ら恨みの感情すら抱かない。

 

まぁ、アニメなので原作ほどの尺はないし、そういう細かいところを気にしなければ、本作は人間の複雑な感情ゆえに、なかなか1枚の絵にならないパズルを、お互いに埋めていくという、興味深い構成になっている。

 

小学生時代の石田の鬼畜っぷりさえ気にならなければ、本作はなかなか面白いし見どころはたくさんあると思った。

 

調べたら原作は七巻まである。やはり二時間に収めるのにはいろいろ無理があったか。