文学・文具・文化 趣味に死す!

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人類よ、滅びを意識して滅びよ

よく政治の目的として、国民の生命と財産を守る、とか文化的な生活、社会保障、自由及び幸福の追求。これは国民が憲法で政府に命令している。近代国家、近代憲法はどこも似たような内容になっている。ただ、言うまでもなくこれは西欧近代の価値観である。資本主義も民主主義も拝金主義も個人主義も全て西洋近代の価値観である。ただこれらの価値観はあまりにもなじみ深く、あまり西洋のものという意識はもうないだろう。洋服を着ていて、これは西洋の衣類である、などと感じないのと同じかも知れない。便宜上、これらを西洋的価値観と呼ぼう。

西洋的価値観、人間は発展しなければいけない。進歩しなければいけない。世の中は便利になり続けなければいけない。可処分所得は増え続けなければいけない。

私も昔はそうだと思っていた。子々孫々のために、偉大なる人類の未来のために、今何ができるのか、それが大切だと思っていた。

しかし、歳をとって考えを改めた。人間は死ぬのである。近い将来に死の影がはっきりと映るようになって、考えを改めた。それは人間は永遠を求めてはいけないということである。永遠を想定して生きることは間違えている。永遠とか、将来とか、今後のことを考えるから、人間は目の前の選択を誤るのである。人間が姑息なことを行うのは将来を考えてである。論語にも、人の将に死なんとする其の言や善し、とあるがごとし。

人間が死ぬのと同様に、人類も滅びるのである。しかも、今既にその滅びの影はハッキリと映っているではないか。もはや地球環境は不可逆的であるし、滅亡に向かう歩みを止めるどころか、駆け足でさえある。

ある環境活動家がアメリカの公聴会か何かで、プラスチックの使用を今すぐやめよ、と訴えていた。そんなことは世迷言だ、あんたがかけてるメガネもプラスチックだろ? 今更プラスチックの使用なんてやめられるわけがない、と指摘する議員とネットを含めたオーディエンスが嘲笑っているのをみて愕然とした。日本語字幕がついている動画があったので貼っておく。

 

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プラスチックの使用をいますぐやめる、というのは、人類の滅亡を先送りするのに有効であるはずなのに、誰も取り合わない。我々は所詮自分たちの生命が存続する間、地球があればそれで良いのである。それか、脳天気に未来の子孫が環境汚染を帳消しにする魔法を発動するだろうと期待しているのだ。

プラスチックの使用をやめて不便益を被るなら、プラスチックを存分に使用して、今の享楽を持続したいだけなのである。いわゆる、今だけ金だけ自分だけ思想である。彼らに、「プラスチックを使い続ければ人類は滅ぶぞ」と言ったところで、マイボトルを持ち歩いているから大丈夫、程度の言い訳しかしないだろう。本気で地球環境を守ろう、人類を滅亡から救おうなどとは思っていないのである。

私は人類が滅んでもいいと思っているが、上記の者たちとは思想が異なる。私は人類は美しく滅亡するべきだと思っている。それはあたかも一個人が美しく生き美しく死ぬのと同じことではないだろうか。

たとえばプラスチックの使用に関して言えば、人類の滅亡を早めているという自覚を持ってプラスチックを使用するべきなのだ。破滅から目を背けずに使用するべきなのだ。破滅から目を背け、見えない振りをして、破滅することは美しくない。

私は環境活動家の言は正しいと思う。今すぐ、プラスチックの生産をやめるべきなのだ。ちなみに、私がかけている眼鏡はフレームだけでなくレンズもプラスチック製だ。

もはや人類の滅亡を防ぐことは不可能であるが、それを遅らせることはできる。そのための主な方策は以下の4つである。

①プラスチックなど石油製品、化学製品の使用の削減。
プラスチックのみならず、農薬など、大地にダメージを与える物質の削減。

②人口の削減。
これはコロナワクチンによって既に取り組まれている。

③肉食の削減。
地球環境の悪化は家畜の出す大量のco2である。肉食を10分の1にすれば、相当の環境改善につながる。

④食事の削減。
肉食を減らすだけではなく、大量の農薬の使用によって収穫しなければならない、食料の大量生産を止めるためにも、人間は食事量を減らすべきである。成人男性1日必要接種カロリーが2700kcal。最低カロリーが1500kcalなどは全くの嘘っぱちで食品業界のデマである。鵜呑みにする必要はない。不食の人たちまで行かなくとも、1日2食で十分である。これを食品業界が認めるわけがない。なぜなら、彼らの収入が三分の二になってしまうからである。同様に、コーラなどのジュース類も飲む必要は全くない。糖分を好むのは人類の進化の必然、などというデマに惑わされていはいけない。一日に500mlもジュースを飲むなどと言うのは戦後の話である。嘘だと思ったら、3週間砂糖断ちをしてみるといい。砂糖を欲する心は綺麗に消える。砂糖はその神経に与える構造が麻薬と同様である。糖分が欲しいなどと言うのは、コカインが欲しいと言うのと同様で、普段からコカインを接種していなければ、コカインを欲しいなどとは思わないのである。詳しくはここに書いた。

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地球を害しているのが食品業界であり、人間を害しているのが医療業界である。ちなみに、この二つは繋がっている。農薬と食品添加物は、同じ医薬品業界で作られている。