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小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 

第164回芥川賞受賞作予想を外した

芥川賞に宇佐見りん「推し、燃ゆ」 直木賞は西條奈加(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

19時どころか、18時には結果が出ていたという。

 

うーん。推し、燃ゆ、が来るとは。

 

一昨日の投稿をご覧いただければ分かるが、わたしはコンジュジか小隊のどちらかで決まりだろうなと思っていた。

 

↓一昨日の投稿。

第164回芥川賞候補作を全部読んだ。講評&受賞予想!! - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

 

推し、燃ゆ、は悪い作品ではない。良作である。

 

わたしのド外し論評はこちら↓

第164回 芥川賞候補作 推し、燃ゆ を読んだ - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

 

よく、芥川賞は作品にあたえる賞で、直木賞は作家にあたえる賞だという。

 

なんども言うが、推し、燃ゆ、は悪い作品ではない。受賞作品として十分通用する。わかりやすい点などは、初めて芥川賞作品を手にする人にとっても違和感はないと思う。

 

なんでこんなにすっきりしないのかというと、わたしはやっぱりコンジュジに受賞してもらいたかったのだ。コンジュジが受賞作品としてどのような評価を世間から受けるのか見てみたかったのかも知れない。

 

推し、燃ゆ、の作者は若干21歳で、三島賞もとっているらしいから、今回の受賞で純文学界に若い世代が入ってくることが期待できる。

 

なにはともあれ、宇佐見さん、おめでとうございます。

 

木崎さんと砂川さん、次回作大いに期待してます。

 

今日はやけ酒だーーっ!

鼻出し受験生が失格になったり、マスクおじさんが逮捕されたり

ピーチ航空でマスク着用を拒否して新潟で降ろされた私立大の非常勤職員、奥野淳也容疑者(34)が逮捕された。

 

この人は顔を出さないという条件でインタビューに応じていて、マスク不着用の理由をなかなか理屈っぽく語っていたのを覚えている。

 

わたしもマスクは嫌いなので心の中で賛意を持っていたわけだが、とうとう逮捕されてしまった。

 

恐ろしい時代である。

 

数日前には鼻出し受験生が失格になってしまった。

 

鼻出しが駄目なら、あの無様はマウスシールドは一体何だったのだ? 鼻出しがアウトならマウスシールドなどは万死に値するだろう。

 

わたしは基本鼻出し着用であるが、たまに注意されることがある。

 

その昔欧米はマスクを嘲笑していたが、日本は古来より、マスクを率先して着用していた伝統的なマスク国家である。そして、マスク原理主義社会に突入した。

 

もはやマスク原理主義の社会に抗うすべはなし。

 

鼻出しを注意されたら素直に鼻を覆うようにしている。わたしに奥野氏のようなプライドはない。パンピーとして社会の大勢に従うのみ。

 

奥野氏、無罪になればまだ救われるが、これで有罪になったら大学は馘首だろうし、賠償金は相当な額だろうし、マスク一つで人生を狂わすことになる。くわばらくわばら。

 

マスク原理主義の社会と戦う方法は、単にマスクを拒否するだけではないと思う。わたしは自分でゆるゆるのマスクを制作したり、ゴムを耳ではなく眼鏡の蔓に絡ませたり、切れ目を入れて通気性をよくしたり、様々な工夫をしている。

 

わたしがマスクを嫌う理由は、眼鏡が曇るし、耳が痛くなるし、息苦しいからである。

 

だが、奥野氏のように、「マスクをしろと言われること自体が嫌だ」となると、わたしの方法では対処できない。やはり、命をかけてマスク拒否を貫くしかない。

 

「諸君らはマスクが嫌いなのにどうしてマスクを着けるのだ!」

 

自衛隊に乗り込んで割腹するもよし。

 

ところで、明日は芥川賞の発表である。なので明日は発表されてから、その結果を踏まえてこのブログを更新しようと思っている。なので、遅くなると思うが、お付き合い頂けたら幸い。

 

いやはや、当たっているかどうか、ドキドキである。

 

第164回芥川賞候補作を全部読んだ。講評&受賞予想!! - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

 

 

第164回芥川賞候補作を全部読んだ。講評&受賞予想!!

今回の候補作は良質な物が多かった。久しぶりに楽しんで読めた芥川賞レースだった。

 

ただ、「推し、燃ゆ」と「コンジュジ」が被っていたり、若い女性の主人公が多かったなど、作品の幅があまりなかったかも知れない。芥川賞候補は適当に選んでいるのではなく、様々な毛色のものを選んでいるはずなのに、被ってしまうというのはそもそも球数が少ないのかも知れない。

 

選考会は1月20日水曜であるが、その前に大胆予想をしようではないか。

 

 

「旅する練習」主人公と小6の女子が利根川沿いを我孫子から鹿島まで歩く、という話。その中で史跡や文学論などを展開するという、珍しい形の小説だった。ただ、あまりにインパクとが薄いし、なぜか最後に小6が轢かれるなど、あまり印象が芳しくない。

 

「小隊」アクション小説。架空戦記で謎のロシア軍と自衛隊が戦うという設定。ある一戦闘を細かく描写する。リアリティが素晴らしい。のめり込める作品だった。

 

「コンジュジ」普通に面白かった。妄想と現実の狭間が溶け始めて渾然一体となる。これを自然に書けるのは凄まじい筆力であると感じた。ただ、妄想と現実が入り乱れるところが、小説を読み慣れていないと、読んでいて意味不明になりかねない。一般受けしなさそうだという懸念はある。

 

「推し、燃ゆ」コンジュジと同じく、アイドルにのめり込み、その影響を実生活で受けるという話。ただ、こちらは現実の範疇を出ない。そのかわりに、SNSの世界が描かれている。ただ、コンジュジと比べてしまうと、突き抜けるものがない。

 

「母影」幼女の一人称が読んでいて違和感全開であった。ちょっとついて行けなかった。性感マッサージ店で働くシングルマザー。虐め、周囲の環境、などを扱おうという意欲は感じる。普通に三人称で書いた方がよかったのではないだろうか?

 

候補作5作品、それぞれの詳しい感想は以下のリンクをご覧頂きたい。

 

第164回 芥川賞候補作 母影 を読んだ - 文学・文具・文化 趣味に死す!

第164回 芥川賞候補作 推し、燃ゆ を読んだ - 文学・文具・文化 趣味に死す!

第164回 芥川賞候補作 コンジュジ を読んだ - 文学・文具・文化 趣味に死す!

小隊 砂川文次 を読んだ。第164回芥川賞候補作 - 文学・文具・文化 趣味に死す!

旅する練習 を読んだ 第164回芥川賞候補作 - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

 

それでは、結果発表!

 

受賞はずばり、コンジュジだと思う。コンジュジ、小隊のダブル受賞でも良いが、前回ダブル受賞を出したばかりなので今回は控えてくるのではないか。

 

小隊も素晴らしい作品であったが、文学性に劣るという批評を受けそうだ。

 

推し、燃ゆ、は良策であるけれども、コンジュジの影に隠れてしまう。

 

旅する練習は実験小説の域を出ない。

 

母影は作品としての統一感やテーマ性に欠ける。つまり、150枚も要らない。150枚使うならもっと描けるはず。

 

ということで、受賞確率順位は、

 

コンジュジ>小隊>推し、燃ゆ>旅する練習>母影

 

本物の発表は20日、明後日である。

 

 

コンジュジ (集英社文芸単行本)

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小隊

小隊

  • 作者:砂川 文次
  • 発売日: 2021/02/12
  • メディア: 単行本
 

 

 

推し、燃ゆ

推し、燃ゆ

 

 

 

旅する練習

旅する練習

  • 作者:乗代 雄介
  • 発売日: 2021/01/14
  • メディア: 単行本
 

 

 

母影(おもかげ)

母影(おもかげ)