文学・文具・文化 趣味に死す!

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キャメラを止めるな! を観た

 

 

カメラを止めるな! のフランス版である。

 

 

 

私のカメラを止めるな! の感想は以下の通り。

カメラを止めるな! を観た。感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

上記のブログを読んでいただければ分かるが、大好きな作品である。

 

フランス版ということで、楽しみに観たが、正直本家の方が良い。おそらく、フランス語のダジャレや、フランス人にしか分からないエスプリが散りばめられていたのだろうが、分からない。フランス人やヨーロッパ人にとってはフランス版の方が評価が高いかも知れない。

 

本家の方が良い、と書いたが、内容はまんま同じである。唯一違って、興味深かったのは、監督は日本人プロデューサーと意見が食い違い、「日本人は良いことばっかりやってない。パールハーバーを攻撃したんだぞ」という。

 

すると、日本人プロデューサーは露骨に怒り、配役の名前を全部日本人にしろ、という無理難題をふっかける。

 

我々は表面上パールハーバーについて反省している振りをしている。少なくとも連合国の連中に対しては、悪いことをしたと、思っているように思わせようとしている。

 

しかし、フランス人はそんなことは百もお見通しらしい。我々がパールハーバーを戦果だと考え、大東亜戦争を聖戦と考えていることを百もお見通しらしい。だから、こういう脚本になるのだろう。我々日本人では絶対に書けない脚本である。

 

もし、カメラを止めるな!をまだ観ていなく、観ようと考えているのなら、日本版を観た方がいい。