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イエスタデイ を観た

 

イエスタデイ (字幕版)

イエスタデイ (字幕版)

  • ヒメーシュ・パテル
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あらすじ ネタバレ有り

突然、世界中で停電が起き、ジャックはその瞬間に車にはねられる。停電はすぐに治る。ジャックも歯を2本折る怪我。しかし、停電後の世界はビートルズが存在しない世界だった。ビートルズだけでなく、コカコーラも煙草も存在しない。

 

主人公のジャックは売れないシンガーソングライターだったが、誰もビートルズを知らないことを良いことに、ビートルズの曲を歌って人気者になる。

 

しかしジャックの他にもビートルズが存在する世界線の住人が居て……

 

と普通なら、ここから盛り上がるのだが、ジャックの他にもビートルズを知っている人間はジャックのことを応援する。ビートルズが聴けて嬉しいと。

 

ジャックはビートルズで金儲けするのをやめて(というか、最初から控えめだった)、すべてを白状して中学の教師に戻る。

 

あらすじ以上

 

以下感想

 

対して面白くもないのであるが、ビートルズの曲はやっぱり名曲だし、観ていて嫌な気分になることのない映画。ビートルズファンには楽しめるのではなかろうか。

 

ジョンレノンも78歳で出てくる。エドが出てくるなら、ポールも出してくれればいいものを。レノンのそっくりさんが現れる。

 

ビートルズが存在しないパラレルワールドでは煙草やコカコーラも存在しない。その辺りでもう一つ二つネタがあってもよさそうなものだが、一切ない。べつにビートルズ以外を消す必要はなかったのではないか?

 

それと、こんなことを言ってしまっては元も子もないのであるが、ビートルズの曲は確かに良い曲である。しかし、今現代にビートルズの曲が発表されたとして、果たして名曲として認識されるのだろうか? 

 

ミロのビーナスもダビンチのモナリザもこの瞬間に誕生したとしたらあれほどの名声は得られないのではないか。

 

芸術に欠かせない要素として時代性というものがある。いや、欠かせない要素なではなく、芸術とはある時代を表さなければならない。

 

映画はそんなことは無視して楽しめばいいのであるが。