文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

15 ダンディズム

苫米地先生のユニクロに対する評価について ユニクロの品質は価格に見合わないのか?

苫米地先生の2050年の衝撃、未来予想を読んでいる。非常に面白く、示唆に富むものである。 182pからのユニクロについての批判について少し考察してみたい。 氏は金融資本家がメディアを使った洗脳でユニクロを例に出す。ユニクロはファストファッションの旗…

大丸のバーゲンに行ってきた

特になにかを買おうと思って行ったわけではなく、なんなくいいジャケットがあればいいかななどという曖昧な気持ちだったせいか、とくにぱっとするものも見当たらず30分くらい徘徊して帰ってきた。 30日までだ。 www.daimaru.co.jp サッカーとコードレーンは…

囲碁AI、「最強」中国人に勝利、したが、ヘチマ襟の方が気になる件

headlines.yahoo.co.jp もう人間がAIに囲碁とか将棋とかで勝てるはずないので、そんなことはどうでもいいのであるが、柯潔氏のジャケットの方が気になった。 タキシードとかで見かけるショールカラーだ。ヘチマ襟とも言う。ピークドラペルでもなければノッ…

ブリオーニの着心地は異次元

ブリオーニは高い。ジャケット1着70万円だ。さすがに買えない。せめて実物を見物しようと、ぶらりと入ってみた。諸賢はこういう高級店は入りにくいと思っているだろうが、それは思い込みである。ユニクロやしまむらと同じように、入り口から入ればいい。 定…

松屋、銀座の男市に行ってきた。初日にだ。2017年5月11日

「銀座の男」市 2着で29,800円+税(32,184円) |MATSUYA 松屋| 一昨日は寒かったのに、昨日は暑かった。わたしはちょうど去年の夏にオーダーした麻の生成りのジャケットを着ていた。ギリギリ快適の範囲に入る気温だ。ネクタイは黒のニットタイ。 ↓昨日の…

鞄、かくあるべし。

久しぶりに鞄にオイルを塗った。だいたい2ヶ月に一回くらいだろうか。オイルを塗り立ての鞄は飴色に光り実に美しい。これを持ち歩くのは喜びである。 鞄は携えることが喜びとなるものがいい、と言ったのは落合氏である。鞄はとかく実用的な面が強いアイテム…

ブレザースーツなるもの

ジャケットとスーツの上着の差は、着丈だとか、アームホールだとか、パッチポケットだとか、ガラだとか、いろいろあるが、一番の違いはボタンの浮き沈みだろう。ジャケットのボタンは生地の色や質感から浮き出している。ブレザーの金ボタンなどが典型だ。ス…

THE NORTH FACE Zeus Triclimate Jacket

ショッピングモールのムラサキスポーツにTHE NORTH FACE Zeus Triclimate Jacketが置いてあった。わたしはたまにアウトドア的なことをするので、こういったコートも一着くらい欲しいなと試しに着てみた。 実に暖かい。店員曰く、インナーがとれるようになっ…

革ボタン バスケットボタンを分解してみた

革ボタン、レザーボタン、バスケットボタン、などと呼ばれる種類のボタンで、革を編んでプレスで圧着したものである。 わたしはこのボタンが好きだ。しかし、父親の30年以上前のジャケットなので、一つ、また一つと取れてしまう。仕方ないので、新しいのを買…

アクアスキュータムとマッキントッシュのトレンチコート

百貨店のいいところは同じような店が並んでいて、すぐさま比べることが出来るところかもしれない。アクアとマックに寄った。 トレンチコートといえばバーバリーかアクアスキュータムがすぐに浮かぶ。この二社がトレンチコートの元祖でクラシックだからである…

銀座の男 冬市に行ってきた 2016年12月

銀座の男市は春と秋にでかいのをやり、その間に銀座の男「冬市」が開催される。 規模は男市に比べると4分の1ほど。しかし、イージーオーダーもやっているし、目玉である丸縫いだけなら、男市と同じくらい取りそろえられている。 今回は一緒に行った友人が丸…

胸ポケットとポケットチーフについての考察

007「ロシアより愛をこめて」を観たらボンドのラペルが細くなっていた。この作品でもっとも気になったのはボンドのラペルと胸ポケットの位置である。ダニエル・クレイグのボンドを観れば分かるが、現在はポケットチーフはラペルに若干隠れるのがエレガントだ…

ユニクロ コーディロイズボンが1290円+裾上げ代280円也

ユニクロのコーディロイのズボンが欲しかった。近所のユニクロに行ってみたら、去年は山ほど売っていたのに今年はないという。去年は暖冬で、もう少し寒くなってから買おうと考えているうちにコーディロイは売り場から消えてしまった。店員に聞いてみると今…

今年、買ってよかった物 マリネッラのセッテピエゲ

お題その2「今年、買ってよかった物」 今年買って、期待を裏切るほど良かったものは、マリネッラのネクタイである。おそらく、素面では買わないし、すこしでも逡巡したら買わなかっただろう。 飲み会がミッドタウンの傍だったこと、気持ちよく、しかし、泥酔…

青山にはハンガーが売っているが

なんとAOKIはハンガーを売っていない。国道沿いにある大きなAOKIだった。わたしはハンガーを購おうと、何かお探しですか? と聞いてくれた店員にハンガーが欲しい旨を伝えた。すると、困ったような表情を浮かべ、「ハンガーのみの販売行っておりませんが」と…

松屋銀座の「銀座の男市」は12月13日からだ

情報にはプッシュ式とプル式があって、ダイレクトメールなどはプッシュ式、ネットで検索したり、雑誌で調べたりする情報はプル式だ。プッシュ式は金がかかる。 MATSUYAの客は年配者が多いせいか、ダイレクトメールを送ってくれる。わたしはちょくちょくブロ…

ネクタイをプレゼントする際のアドバイス

「人からもらったネクタイを締めるなど、お洒落に対して無頓着な証拠である」と言うような言説を度々目にする。本当にもらったネクタイを締めるのはお洒落に対して無頓着なのだろうか? 百貨店によると日本ではネクタイの売り上げの大半が贈答プレゼント用で…

ボンドの靴はクロケット&ジョーンズでした。

昨日ボンドの靴について書いた。この靴の謎を朝から追っていた。 yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp 外羽根、ストレートチップ、ダイナイトソール、イギリス、これらをキーワードに目星を付けてエドワードグリーンとかジョンロブとかクロケット&ジョーンズを…

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドの靴

amazonプライムで007がもうすぐ終了と言うことなので、頑張って観ている。昔のと最近のを交互に観ている。アクションシーンは最近の007が圧倒的である。ファッションはどちらも格好いい。いま、ラペルとポケットチーフの関係を研究中で、後ほど発表できると…

マリネッラのネクタイ

六本木はおしゃれな街で、レストランも気持ちよく食事ができて、そんな空間にいるとつい身の程を忘れてしまう。気持ちが大きくなって、友人と別れた後、ミッドタウンにマリネッラを見に行った。わたしはそれほど高いネクタイを持っているわけではない。ピエ…

靴紐は本来きつく縛るはずであるが 007の靴紐がユルい件

紳士諸賢は紐靴の靴紐は硬く縛るべきであり、飾り程度に結んでスリッポン状態で履くのは邪道と習っているはずである。わたしもそのように習った。しかし、007ドクター・ノーでは驚愕のシーンがある。それは、家に帰ったボンドが不穏な気配を感じる。ボンドは…

5年後の自分へ

ラミーサファリは良いボールペンである。わたしはラミー2000を愛用している。かれこれ5年ほど使っているのではなかろうか? 愛着がより湧いてきて、最近は持ち歩きたくなくなってきている。本末転倒である。 さて、五年後の自分を考えるに当たり、五年前の自…

シューツリーはきつめが良いか、緩めがよいか

わたしは靴が好きで靴についての蘊蓄も少しは持っているが、それは多分に趣味的なもので構造的なことなどについては店員の方が遙かに知識を持っている。ただ困ることは店員の言うことが180度異なる時である。 ある店員は「出来るだけきついのを入れるべきだ…

ローファーはキツいべきかユルいべきか

一般的にスリッポンは紐で縛ることが出来ないのでキツめのものを買うべきだという意見が多い。先日、靴屋で色々なローファーを試していた。色は気に入ったのだが、サイズがない。逆にサイズはあるが色がない。そんな感じで、ああでもない、こうでもない、と…

服装の自由について

日本という国は幸か不幸か、常夏の島でもなければ、大自然に包まれて生活を営んでいるわけでもない。文明という奇妙な、人が作り上げたルールが、あたかも物理法則のように機能する社会である。そうした社会において、人間は人間に対して着ることを義務づけ…

スーツのパワーがよくわかる映画

お題「最近見た映画」 ニコラス・ケイジ主演の「天使のくれた時間」という映画を観た。ニコラス・ケイジはフェラーリを乗り回し超高級マンションに住むファンド会社の社長だ。衣装部屋も持っていて、美しいスーツやシャツを山のように所有している。彼は13年…

浪費こそ真の買い物である

「金が全てではない」「世の中には金で買えないものもある」などの台詞は、いかにこの世が金に支配されていて、人々が金を崇拝しているかの証左であろう。確かに、世の中には金で買えないものもあるが、ほとんどのものは金で買える。金は生命であり、よき人…

銀座の男市2016年10月5日に行ってきた。

銀座の男市に行ってきた。スマホで特典画面を開けば誰でも入れる。 いや、他の客を見ていたら、スマホを開くまでもなく、氏名を記入するだけで入れていた。 今年は靴が増えていた。ヤンコやチャーチなどが半額で売っていた。お陰で、靴に対する欲望をかき立…

明日から松屋銀座で銀座の男市が始まる

「銀座の男」市 2着で29,800円+税(32,184円) |MATSUYA 松屋| 「松屋に行く」と言うと、たいていの人は激安牛丼チェーン店を想像する。 この前は「銀座の松屋に行ったんだ」と言ったら、「へぇ、銀座にもあるんだね松屋」とやっぱり牛丼チェーン店を想像…

ダンディズムの定義を無謀にも試みる

ダンディズムとお洒落は同一視される傾向がある。同一視されないまでも、お洒落はダンディズムの一部だと思われている。実際は、ダンディズムとお洒落は間逆である。ダンディズムとお洒落には一切の関係がない。 お洒落は所詮世間への迎合である。悪く言えば…