ユニクロのコーディロイのズボンが欲しかった。近所のユニクロに行ってみたら、去年は山ほど売っていたのに今年はないという。去年は暖冬で、もう少し寒くなってから買おうと考えているうちにコーディロイは売り場から消えてしまった。店員に聞いてみると今年は大型店のみの扱いとのこと。
早速ネットで調べたら、コーディロイズボンは1290円の大特価となっており、また、売っている店舗も調べることができた。
1280円でユニクロ傑作であるコーディロイのズボンが贖えるのだから、大人気でないはずがなく、残りはたった四本で、色は二色だけ。わたしのサイズに合うのは一本だけで、選択の余地はなかった。
ズボンはヒップで履くものである。ユニクロ製品にはいわゆる股上が浅く腰骨あたりで履かなければならいズボンも多々あるが、この製品は股上がしっかりととってありヒップを包む構造になっている。
コーディロイは畝の細いほうがエレガントとされている。野暮すぎるほど太くなく、余所行きというほど細くもなく、実にちょうど良い。
わたしは部屋着のつもりでこのズボンを買った。ダンディズムの一環として、現在部屋着の整理をしているところである。いくら部屋着といえども、ボロボロでブカブカでシミがついた薄汚れた服を着るべきではない。宅配便が届いて出ていくのが恥ずかしくなるような恰好をするべきではないのだ。このズボンは上質のセーターに合わせると映えると思われる。
わたしの余所行きのコーディロイと比べると、畝のふとさはこの位の違いである。