久しぶりにギターを買おうと思って色々なサイトを見ていたら、十年一昔とはよく言ったもので、十年前とは明らかに値段が違うのである。
具体的には70年代後半のストラトキャスターなど、20万しないで買えたはずなのに、今やビンテージなどの冠がつき50万近くまで高騰している。
円安ドル高の影響もあるだろうが、それだけでは説明出来ないほどビンテージギターの価格は上がっている。
ギターだけではない。ヴァイオリンなどはもっとエグくて、ストラディヴァリウスなどは製作当初はせいぜい100万。それが、今や10億円超えである。
クラシックカーもそうである。古いGTRなども当時の新車販売価格よりも高くなってしまった。
さて、なぜこれほどまでに古いモノの価値が上がるのだろうか。欲しい人間がいるから、その値段になる、などというのはその通りであるが、なぜ、人間はそのモノが欲しくなるのか、が問題である。
古いモノは希少性がある。その通りだろう。しかし、希少性があるものが全部高くなるわけではない。限定10本のギターがその後高騰するかと言えばそんなことはない。
結論を言おう。タイトルから分かるだろうが、わたしは「霊が宿ったモノ」こそ価値が上がっていくのだと思う。骨董などもそうである。時計、楽器、車、刀剣、これらは特に魂が宿りやすい。
諸賢も聞いたことがあると思うが、書斎に本棚を置いて、本に囲まれる理由は、それらの本を実際に読むだけではなく、本からの霊気を浴びるためである。
つまり、それだけ強力な霊気を発しているモノを人は欲していると言うことである。
今後値段が上がりそうなモノを物色するのであれば、まさに、魂の宿るモノ、を手に入れるのがいい。そんなものが分かれば苦労しないが。