銀座の男市に行ってきた。スマホで特典画面を開けば誰でも入れる。
いや、他の客を見ていたら、スマホを開くまでもなく、氏名を記入するだけで入れていた。
今年は靴が増えていた。ヤンコやチャーチなどが半額で売っていた。お陰で、靴に対する欲望をかき立てられてしまった。
わたしは先日、買うものを以下のように宣言した。
ツイードの三揃え
カシミアのジャケット
サキソニー、もしくはフランネルのチョークストライプのスーツ
ウールのネクタイ
ロングホーズ
では、実際買ったものはというと、コーデュロイのズボンである。紺の極めて畝の細かいコールテンでクリースラインまで入っている。実にエレガントだ。これにカシミアのジャケットなどを合わし、茶色のローファーとかを履けば、どこぞの金持ちかといった具合だろう。
なぜ、買う気がないものを買ったかというと、売り子さんに勧められたから。是非履いてみて、是非履いてみなさい! と言われ、生地が魅力的なこともあり履いてみたら素晴らしかった。値段を見ないで買った。13,000だった。こういった衝動買いは買い物の醍醐味である。この買い物が正解か間違いか、それは時間が証明するだろう。
逆にねらい澄ましていたものはなかなか買えない。まさに、わたしのために誂えたのではないかというツイードの素晴らしいプレタがあった。アトリエメイドで売っているものらしい。だが、柄が駄目だ。グレーの杉綾だった。わたしは青が混ざっているものが欲しかった。最初にそう決めてしまうと、それ以外のものを選べなくなる。なぜなら、それは妥協になってしまう。コールテンのズボンくらい外れていれば妥協のうちに入らずに済む。
ツイードやカシミヤは一生ものである。であるが故に、とくに妥協したくないのだ。カシミアも同様で、素晴らしい生地が置いてあった。ふれただけでカシミアと一発で分かる。しかし、その生地はカシミア協会を通していないものなので、ウールとしか表示できない。その代わり安い。ただ、これもイージーオーダーで適当に仕立てられたのではたまらない。仕立てにこだわるとなるとイージーオーダーでは限界がある。フルハンドメイドにしようとは思わないが、山形屋のロイヤルくらいにはしたい。
サキソニーのチョークストライプも良い柄がなかった。丸縫いスーツは着心地は良いのだが、今年の紡毛生地のスーツはどれも柄が微妙すぎた。FOX FLANNELの良い生地があった。だが、奇抜な柄ばかりだった。奇抜な柄が好きな人はちょうど良いと思う。ちなみに、宮崎さんもすごい柄のジャケットを着ていた。
あの大量に現れる売り子さんたちは普段どこにいるのか? 従前からの疑問であったが、話しているうちに、どうやら普段はレディースの売り場にいるということが分かった。
さて、次回は靴について書こうと思う。
男市関係の記事
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