「銀座の男」市 2着で29,800円+税(32,184円) |MATSUYA 松屋|
「松屋に行く」と言うと、たいていの人は激安牛丼チェーン店を想像する。
この前は「銀座の松屋に行ったんだ」と言ったら、「へぇ、銀座にもあるんだね松屋」とやっぱり牛丼チェーン店を想像していた。
明日はweb特典らしく、印刷した特典を持っていくか、スマホを持っていけば入れるらしい。明日は恰もよく暇だった。
ただ、真のお洒落道を志すならば、バーゲンセールを漁るというのはどうかと、忸怩たる思いがしたりもする。バーゲンで買うというのは、安いから買うということにつながり、本当にそのアイテムが必要なのかどうか、疑念を抱かざるを得ない。
ただし、先立つものもあるし、ない袖は振れぬ。そんなことを考えると、バーゲンで漁るというのもやむを得ない。
ただ、妥協して買うことは絶対にしない。夏の男市でも、麻の生成のジャケットと決めていて、なかったので、その足で山形屋銀座店でオーダーした。
今回も買うものは決めている。
ツイードの三揃え
カシミアのジャケット
サキソニー、もしくはフランネルのチョークストライプのスーツ
ウールのネクタイ
ロングホーズ
それも、デザイン的に気に入ったものでなければならない。
サキソニーのチョークストライプは丸縫いのが去年あった。今年はどうだろう。
ツイードの三揃えは既製ではないだろう。イージーオーダースペースで作ってもらえるかだ。それも、杉綾のグレー地に青い糸が混ざっているものが良い。もしくは茶だ。
夢がふくらむ。
松屋銀座は牛丼チェーンのお陰で響きが安っぽくなった。
ハリスツィードも実はその嫌いがあり、わたしが「ハリスツィードとかも良いよね」と言ったときの友人の台詞が忘れられない。
「ああ、しまむらね」