この人の「小隊」は大好きな作品なので、これから素晴らしい作品を書いてくれることを大いに期待したい。
しかし、選考委員とここまで嗜好が乖離していると、文学の道は諦めろ、と言われているようでショック。
実は今回のschoolgirl、めちゃくちゃ当てる自信があった。十中八九schoolgirlだと思ってた。
たしかに、枚数が少ないっていうのは気になった。120枚くらい?
でも、そんな弱点を吹き飛ばすくらいの作品だったのだ。久しぶりにすごい候補作に出会えてちょっと感動していた。芥川賞に洋々たる未来を感じていたところだったのだ。
我が友、スミスはエンタメよりであったが、schoolgirlは純文である。純文なのに熱くて面白くてのめり込める、希有な作品だった。
ということで、九段氏の受賞作が載っている文学界を借りてきた。