上記の動画を見た。文章のリズムを出すコツが語られていた。それは、「た」の多用だった。
文章にリズムが出ない、味が出ないという場合、文末に「た」を用いればいいという話だった。
日本語の言文一致には「た」の発見が重要だった。
と、ここまで「た」で書いたが、なかなか最後を「た」で終わらせるのは難しかった。
二葉亭があいびきで「た」を多用した。一気に日本語の書き言葉にリアルティが出た、とのことだった。
でも、最近、そんなに「た」を多用する作品があった?
「た」の多用はともかく、上記の動画はわたしがいま精読している日本近代文学の起源にも通ずるところがあり、面白かったので、ここで紹介した。
↓いま試し読みしたらマジで「た」を連打していた。