今回もどうにか全作品を読むことが出来た。
それぞれの感想は以下のページをご覧いただきたい。
それでは早速予想を発表したい。
ずばり、「荒地の家族」が受賞すると思う。
いつものように不等号を付けるとすれば、
荒地の家族>ジャクソンひとり>グレイスレス>開墾地>この世の喜びよ
になると思う。
今回は似た作品が多かった。全部純文学度の高い作品だった。異色なのはジャクソンひとりくらいである。
芥川賞はいろんなテイストの作品が候補作になるのであるが、今回はそれがなかった。
開墾地も日本語を母語としない人が書いた作品ということで、非常に興味深いし、言い回しなども独特であるが、如何にせん物語が弱い気がする。
ジャクソンひとりもノリは良いのであるが、読みにくい。この作品で取るべきではないかも知れない。
グレイスレスは面白いのであるが予定調和感が否めない。
この世の喜びはおそらく作者がイオンという縛りで書いたのだろうが、縛りがキツすぎたのではないだろうか。
そう消去法で検討していくと、荒地の家族しかないと思う。人間ドラマも描かれているし、巨大防潮堤の雰囲気もいい。受賞すればそれなりの支持は得られると思う。
まぁ、結果が楽しみである。
yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp
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