「芥川賞」は、石沢麻依氏(41)の『貝に続く場所にて』、李琴峰氏(31)の『彼岸花が咲く島』が選出。
ということで、私の「受賞作無し」は見事に外れた。
一応受賞確率順位は
貝に続く場所にて>水たまりで息をする>彼岸花が咲く島>氷柱の声>オーバーヒート
と発表していたので、半分は当たったような感じだ。
ただ、今回の予想は作品の内容で予想したのではなく、「貝に続く場所にて」は群像新人賞で島田氏が激賞している。その島田氏が芥川賞の選考委員だから受賞するのではないか、というツマラナイ予想に過ぎない。個別評にも書いたが、わたしは貝に続く場所にてをちゃんと読めていない。
『彼岸花が咲く島』は普通に面白いのであるが、『貝に続く場所にて』とのバランスを取ったように思えてしまう。『貝に続く場所にて』だけの受賞だと、また芥川賞離れが加速すること請け合いである。
というわけで、個人的になんとも煮え切らない回でした。
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