同時代の小説を書こうとすると、どうしてもコロナに触れざるを得ない。
コロナに触れると、どうしてもコロナっぽい主題になってしまう。
コロナに触れないと現代味が失われてリアルティが出ない。
しかも、コロナネタはこの瞬間だけで長続きしそうにない。
との理由から今は実に現代物が書きにくい状況になっている。現代物が書けないとなると、歴史物、SF物などが流行るという構造だ。
だからか、オール讀物新人賞も今年から歴史時代小説の賞として生まれ変わった。ポプラ新人賞も歴史部門が出来た。かつて姿を消した歴史小説の賞復活する兆しである。などということをつらつら喋っております。