文学・文具・文化 趣味に死す!

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カメラを止めるな! を観た。感想 レビュー

 

カメラを止めるな!

カメラを止めるな!

 

 

 

ネタバレ無し!  ご安心を。

 

 

最初の30分は苦痛以外の何物でもない。恐ろしくつまらないワンカット映画を見せられる。この調子で最後までやられたらたまらんなぁ、とアマゾンプライムで観ていたので、シークバーを出しては「まだこんなにある」とげんなりしていた。

 

しかし、30分が過ぎて、ワンカット映画が終わってからがこの映画の真骨頂! 抱腹絶倒、ちりばめられたピースがパカパカ嵌まっていく感じ。

 

Amazonのレビューを見ると意外に低評価が多い。わたしにはなぜこの作品に低評価が付くのかさっぱり理解できない。最初の30分に耐えられなければ、低評価で当然であるが。

 

さて、この映画はメタメタフィクションである。まず、映画というフィクションの中で、映画が撮られる。さらに、その撮った映画の裏側を撮るという三重の虚構の上に成り立っている。(おそらくこの構造がわからない人が見たら意味不明で終わると思う。それで低評価を付けている人もいた)

 

高評価と低評価がくっきり分かれているところを見ても、誰もがわかる作品でないのは確かである。(そんなに難しくはない。いや、全然難しくないはず)

 

例えばザ・ウォークを観た8歳児のような感覚である。

ザ・ウォーク を観た 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

アマゾンプライムで観られる。最初の30分は文句なく怠いが、ここをしっかり見ることは、後々のおもしろさに響くので、我慢してちゃんと見てほしい。

 

文句なく、お勧めである。

 

↓こんなのも出てた。