怪しい彼女の韓国版と中国版がプライムで観られる。
明日のラジオでも喋ろうと思うのだが、ラジオで喋るとブログに残らないので見返せない。
ほとんど同じ内容(リメイクだから当たり前だが)だが、もっとも違うのは、日本版が婆さんの娘なのに対して、韓国版は息子。で、日本版には出てこない息子の妻が出てくる。
韓国版の婆さんは嫁をいびり倒す。典型的な鬼姑である。どのくらい鬼かというと、姑のいびりに耐えられず嫁は心臓病になった挙げ句自殺未遂する。
世話になったどじょう鍋屋を裏切って潰す、などなど容赦ない。
さすがに、日本でこのシナリオを採用したらブーイングの嵐だろうから、設定が変えられたらしい。
故に、日本のあやしい彼女はちょっと手ぬるいのだ。
中国版も飛ばし飛ばし観たが、こちらは韓国版とほとんど同じ。ただ、最後のフェスでギタリストが車にはねられるのだが、日本と韓国はちゃんと都市ではねられる。中国版は農村でトラックにはねられるという、ちょっと無理な演出。
あと、日本版と韓国版はプロデューサーが痴漢と間違えられて警察に捕まるのだが、中国の公安はそんな甘っちょろくない。だから、公安を出さずに、市場の人たちに吊し上げられるという設定に替えられていた。
中国版は「重返20歳」というタイトル。
中国版と韓国版の一番の違いは「嫁」のルックスである。謎だ。
ここまでくると、ベトナム版あやしい彼女が気になってしょうがない。早くプライムにならんものか。
音楽はやっぱり日本のがいい。他の国の音楽は知らないので。
この映画はある種、音楽を聞かせるための映画でもある。