わたしは普段ペーパードリップだが、ペーパーがなくなってしまって、しばらくネルドリップにしていた。
ネルドリップとは布のフィルターのことである。
で、このネルドリップ、使用後は水に漬けて保管するのであるが、しばらくして異臭を放ち始めた。その異臭はまさに硫黄の匂いである。温泉である。温泉珈琲である。
芳しいほどの温泉の香りがするのだ。ブログやyoutubeでは匂いが伝えられないのがもどかしい。
だが、問題は珈琲の味が激減したことである。とくに、香りとコクは著しく損なわれて、ファミレスの珈琲よりさらに不味い、舌も当てられない珈琲に成り下がってしまった。
最初は豆が悪いのかと思ったが、どの豆でもそうだ。
やはり、あの匂いが関係しているのかも。
ということで、鍋の中に入れて10分ほど煮込んでみた。
すると、鍋の水が真っ茶になり、フィルターの匂いも取れた。そして、珈琲の美味さも復活した次第である。
諸賢もネルドリップが不味くなったと感じたら、ネルを煮てみることをお薦めする。
↓ちなみに、わたしはこのハンドルを持っているが面倒なので使わない。ペーパードリップ用のドリッパーに入れて使っている。
↓これである。