ここのところ書道を真面目にやっている。公募展に出そうか出すまいか、それが悩みである。
出すからには、少しは見応えのある作品を書きたいと日々練習しているのであるが、公募展の作品はデカい。
我が社中は墨汁禁止なので、墨をスリスリ書いている。半切でも墨を磨って書いている。
だが、公募展の馬鹿でかい作品の練習に、いちいち墨を磨っていたら、墨をする時間だけで終わってしまう。そこで、墨汁を買った。
新生活ではないが、練習の捗ること、鈍行と新幹線の差である。
我が社中が何故に墨汁を禁止しているのかは知らない。ただ、ピアノ課の連中に聞くと、アップライトピアノでの練習を禁止する教授がいるらしい。鍵盤のタッチが違うのでいざグランドで弾くとニュアンスが変わってしまうとか。
墨汁もそのようなものなのだろうか。
公募展以外の練習は相変わらずスリスリやっているので、見逃してもらおう。