二人の黒人が、生活を変えるべく川を越えようと話し合っている演劇。
正直、意味不明だった。
黒人の差別されている環境が悲惨だというのは伝わってくるのであるが、わたしの知識ではそれ以上のことは認識できなかった。
役者がすごく上手いのはわかる。
この作品は、彼らのような立場の、もしくは、彼らのような黒人が身近にいる人間じゃないと理解できないのではないだろうか。
この作品をみて、昨今アメリカで頻発している暴動の理由がなんとなくであるがわかった。
白人警官が黒人の首を絞めて殺したことが引き金になっているが、その裏には溢れんばかりの憎悪が溜まっている。
この戯曲では、白人もまた黒人が怖い、というメッセージだが、それはよくわからなかった。