いやはや、名作中の名作である。
面白いのかと問われると、さほど面白くはないのだが、名作である。
ご存じの通り、少年達がだらだら線路の上を歩くという物語。
正直、子どもの頃観たときの方が感動した。
もう大人になると冒険心を忘れているのだ。
「歩かないでバスか、それこそ電車で行けば良いじゃん」なんて思ってしまう。
あと、
「あぁ、今この作品撮ったら、白人、黒人、ヒスパニック、アジアン、あと女など人種やジェンダーに配慮するんだろうなぁ」
などと余計なことを考えてしまう。当然、そんなことに配慮したらこういう名作は撮れない。
もう一つ気づいてしまった。わたしは先日「線路を歩く」というイベントに参加してきた。諸賢も踏切などで確認すると分かると思うのだが、線路の石というのは茶色に汚れている。あれは、車輪や線路が削れて出た鉄粉が錆びたものとのこと。
その上を歩くと、白い靴など瞬く間に茶色に染まってしまう。なぜ、彼らの靴は白いままなのだろうか。
そんな余計なことばかり気になってしまった。
音楽は白眉である。

- アーティスト:サントラ,ベン・E.キング,バディ・ホリー,シャーリー&リー,デル・ヴァイキングス,シルエッツ,コーデッツ,コースターズ,ジェリー・リー・ルイス,ボベッツ
- 発売日: 2007/02/21
- メディア: CD