文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

大嘗祭クラウドファインディングはまずいんではないか

大嘗祭に国費 秋篠宮さま「身の丈にあった儀式を」

 

秋篠宮様が、大嘗祭に国費27億円を使うのは高いと仰った。

天皇家は歴史的に内紛が絶えない。おそらく、今の上皇の御代が奇跡的に穏やかだったとも言える。

それはさておき。

 

このニュースのコメントを読んでいたら、賛否両論だった。

国民の安寧を願う重要な儀式なので出費は必要。

儀式の重要さはわかるがもう少し安価にすべし。

などなど。

 

その中に興味深い投稿があった。正確な文言は忘れたが趣旨は以下のようなものだ。

 

天皇家が国民から絶大な支持を得ているならば、クラウドファインディングを行い、その集めた金で大嘗祭を行えばよい」

 

尖閣の寄付金で14億円集まるのだから、かるく27億円以上集まりそうだ。

 

非常に合理的だと思うが、恐ろしい反面もある。

 

前にもこのブログで書いたかも知れないが、思想信条の自由で最も重要なことは、自分の思想信条を表明しなくていい自由である。

 

それなのに、もし大嘗祭クラウドファインディングを始めたら、

 

「おまえ、いくら寄付した?」

 

みたいな会話が行われるに違いない。

企業はこぞってその赤心を表明すべく?億単位の寄付をするだろう。

寄付しない人間や企業は非国民のレッテルを貼られる。

 

そうならないためにも、惜しみなく税金を使ってくれていいと思う。出来れば、国民に還元されるような形で。

 

 

大嘗祭関係の本がやたらに出ていた。

大嘗祭 (ちくま学芸文庫)

大嘗祭 (ちくま学芸文庫)

 

 

 

大嘗祭と古代の祭祀

大嘗祭と古代の祭祀

 

 

 

天皇と国民をつなぐ大嘗祭

天皇と国民をつなぐ大嘗祭