新たな30日チャレンジ、ならぬ35日チャレンジ。
曜日ごとに決めたテーマで書く。
火曜から始めるというなんともきりが悪い始め方だったが、これでそろった。
火曜 文具
水曜 食い物系
木曜 小説系
金曜 映像系
土曜 お題
日曜 政治社会系
月曜 ダンディズム系
うーん、火曜始まりというのが……、ま、しょうがない。
30日だときりが悪いので、35日。5週間である。
ツイードが欲しいと思って落合さんの本を読み返していたら、ふと表紙が気になった。
この二冊。お洒落の定番の表紙のコーディネートを、私の愛するモノで着ているではないか。
ちなみに、お洒落の定番の著者近影では、私の愛するモノの表紙の写真が使われている。
お洒落の定番は2002年7月。私の愛するモノは2007年4月が初版である。先生は2006年にお亡くなりになったので、愛するモノは死後の出版である。
おそらく、近影に使うくらいだから、このツイードはかなり気に入っていたと思われる。
このツイードスーツはマリオ・ベコラ製である。
お洒落の定番で紹介されている。ちなみに、この写真に刺さっているチーフも上記二冊の表紙と同じチーフだ。
わたしがこのツイードに注目する理由は、ツイードにして、実に抑制的だからである。ツイードジャケットを作ろうとしたら、なんとなく着回しをしたくなって、ポケットをパッチポケットにしたり、ボタンを革ボタンにしたり、タブカラーにしてみたり、色々したくなりそうなところ、これは完全にスーツとして作られている。ボタンは生地に沈んでるし、セットインポケットであるし、生地の質感を除けば完全にスーツだ。
そして、もう一度私の愛するモノの表紙をご覧戴きたい。
実に微妙なバランスを保った服装だ。これ以上傾いたら派手になる。逆に傾けば野暮になる。スーツ、チーフ、タイを同系色でまとめ、ブルーのシャツを差し色にしている。
派手と野暮の均衡点に、ダンディズムがあることをよく示した一枚だろう。