於 アメリカ某所
社員A「みなさん、お疲れ様です。ロビー課からの報告ではロビーイングは順調に進んでいるそうで、来週にもワクチンの認可が下りる見通しです。あれだけ金をかければ当然ですよね。我が国と、あと属国の日本などに売りつける予定です」
社員B「コロナに効くワクチンが出来たんですか?」
社員A「効くかどうか知りませんが、効くことになったワクチンです」
社員C「効かない方がいいと思います。効いたら1回で終わってしまうから」
社員A「インフルエンザみたいに、新型の伏線、変異株ということで伏線を張ってるんで、何発でもいけます。そこで、本日はみなさんから、どうやったらこのワクチンでもっと儲けられるか、アイディアを出していただきたいと思います」
社員B「月並みですが2回打たないと効かないっていう設定はどうですか? すくなくとも倍儲かります」
社員A「いいですねぇ。間隔はどのくらいにしましょうか」
社員B「3年?(3・5・8は嘘で出る数字)」
社員A「長くないですか?」
社員D「3ヶ月?」
社員A「うーん、忘れちゃいそうですね。じゃ、3週間ってことにしましょうか」
異議無しの声
社員A「他には?」
社員C「なにかセット販売するっていうのはどうでしょうか?」
社員A「それはいい考えです。たとえば?」
社員C「うーん、たとえば……、洗濯機とか。ワクチンを打った後は専用の洗濯機で洗った衣類を着用しなければならないとか?」
社員A「ちょっと想像できないですねぇ。他には?」
社員B「掃除機はどうでしょうか? 特殊な掃除機でコロナウイルスを掃除した部屋でしか接種できないとか?」
社員A「洗濯機よりはマシですが、もっといい考えがあるはずです。どんどんアイディアを出して下さい」
社員D「冷蔵庫なんてどうですか?」
社員A「適当に言ってませんか?」
社員C「あっ、すごく低温にしなければいけないって設定はどうでしょうか?」
社員A「低温?」
社員C「たとえばマイナス80度じゃないと腐る、みたいな」
社員A「すばらしい! それ採用です。他には?」
社員D「揺らしたら駄目っていうのはどうでしょうか」
などなど様々な意見が出たのではなかろうか。
もちろん、フィクションです。