前からずっと観たいと思っていたがついに観た。 ただ二人の女の子が塔の上から降りられなくなるだけのはなしなのに、 脚本が秀逸。観てるこっちが足がすくんでくる。役者が上手い。 そもそもあんなところに登ろうというのが馬鹿なのであるが、 馬鹿をやりたいという人間的な背景もよい。 完全に荒唐無稽な話にもかかわらず、説得力とリアリティがある。
女の子たちは命の危険が伴うようなエクストリームスポーツが趣味。一人の女の子は旦那がエクストリームスポーツで死んでから辞めていた。そこへ、もう一人の女の子が尋ねてきてもう一回やろうと誘う。
人間ただ生きていても面白くない。やはり、命を使っているという実感が欲しいのだろう。それがエクストリームスポーツという選択肢かはともかく、危険から隔離された現代社会、能動的に危険な状態を作り出さなければならないという、なんとも皮肉な話である。
