お題「#この1年の変化 」
年末にも書いたが、わたしの生活にとってこの1年は必ずしも悪いものではなかった。
ただ、あまりに楽をしてしまって、一昨年以前に戻るにはリハビリが必要になると思う。
わたし以外にも、この1年の楽さ加減に感謝している人間は多く、日常に戻るのが怖いという話をよく聞く。
結局、この以上が日常となってしまえば、我々の思考には現状維持が働くので、この生活を維持しようとするのではないだろうか。
コロナがなければ太平記を読破することは出来なかっただろうし、何本かは書くことの出来なかった小説もあっただろうし、これほど書道に没頭することもなかっただろう。
わたしの予想では以前に戻ることはもう不可能な気がする。オンライン会議の手軽さを覚えてしまえば、わざわざ時間と金を使って無意味な会議に出席するのは人生の損失以外のなにものとも思えなくなってしまった。
ZOOMは素晴らしい。パソコンの画面を見ながら、他のことをやっていればいいのだから。
あまり大きな声では言えないが、コロナが永遠に続いて欲しいと思っている人間は少なくないはずである。