一章の後日談と、一章の背景に触れた作品である。
ネタバレ有り。
第一章は上質なサスペンス。
第二章は浪花節。
第三章は……蛇足かな。折角のピカレスク作品が台無しである。勧善懲悪作品になってしまった。しかも、格好良く悪をこなしていたラウがラリって終わるなんて……。
1,2章が面白かったので、三章を作りたくなる気持ちはわかるが、もうちょっと別のものに出来なかったのだろうか。
ルルーシュがラリって終わったらコードギアスにならないだろうが。
なので、第四章を作るしかない。ラウは逃れられないと悟り、ラリった振りをして、弾道を計算して自らを打ち抜く。
記憶をなくした振りをして、ラウの華麗なる復活が……
みたいな。
まぁ、この作品が出てから15年も経ってるので、もう無理だろうが。
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