原題は無間道。無間地獄のことである。
英語タイトルが「インファナル・アフェア」
最悪な仕事 とでも訳そうか。
英語圏の連中に無間地獄と言ってもなんのことかわからない。一応仏教圏である日本人でも無間がなんであるかはよくわからない。
ぶっちゃけ、この映画は滅法面白かった。だから、わたしのブログなどを読まずにすぐ作品を観た方がいい。
ネタバレあり!
警察とマフィアの抗争なのであるが、マフィアは警察にスパイを送り込み、警察はマフィアにスパイを送る。
お互い、その身元がバレそうになるハラハラドキドキが堪らない。
また、登場人物達が賢くて、あまり愚かな行動はしない。
マフィアのスパイが、マフィアのボスに無駄な電話をかけるのであるが、わたしはそれが謎だった。なんでそんな意味のないことをするのか。すると、それが伏線になっていて、やっぱり最後追い詰められる。
人間無駄なことはするべきではないのだ。
一見すると意味不明なシーンは、全て伏線になっていて呻らされる。
内田けんじ監督の作品のようにどんでん返しがあるわけではないので、最後に騙された感が残ることもなく、すっきりと観ることが出来る。
なかなかこんな上質なサスペンスはない。
これは三部作となっていて、あと二部と三部が残っている。楽しみである。