第163回芥川賞 事前予想 事前選評 - 文学・文具・文化 趣味に死す!
やはり、予想通り遠野氏が取った。自慢する訳ではないが誇らしい気持ちでいっぱいだ。わたしもやっと小説が読めるようになってきたと言うことだろうか。
ただ、高山氏は外した。あの作品で取るとは思えなかった。
芥川賞は作品に、直木賞は作家に贈られる賞だとはよく言うけれど、どちらも、真の狙いは文学の振興である。
だとすると、高山氏が取らないのはもったいないと思う。量産できる作家である。
最近は芥川賞を取ってそれでお終い、という作家が少なくない。その点、今回のお二方は将来が楽しみになる作風をもっている。
お二人には今後の活躍を大いに期待したい。