全部で6巻あるわけで、結構長い旅路である。
これは80年代の話だから、今とは大分違う。だから、面白いと言うところもあるだろうが、リアルタイムで読んだら、また違う熱さがあったに違いない。これを読んで旅に出る人がいたと聞いたが、その気持ちがよくわかる。
わたしは深夜特急というくらいのタイトルだから、電車で旅するのだと思っていた。しかし、この旅で電車はNGなのだ。乗り合いバスでデリーからロンドンまで行くというのが目的。
その途中でふらふらと寄り道をするのであるが、寄り道しすぎだろ! と突っ込みたくなる。とくに、マカオのカジノは長い。つまらなくはないのであるが、引っ張りすぎのような気がする。
当時の香港やマカオの様子がわかって面白い。さて、まだ旅は始まったばかり、デリーはおろか香港から出ていないのだ。ゆっくり続きを読もうと思う。これも簡単にブックオフで100円で手に入るのでお勧めである。