ブングボックスオリジナルインクの初恋。
今はなき、ペンマンサファイアをイメージして作られている。
オリジナルボトルインク Ink tells more 【初恋】(オリジナルボトルインク Ink tells more 【初恋】)/万年筆とオリジナルインクのお店 ブングボックス
先ほどホームページをみたら、ボトルの形がかわり、30mlで3,500円と随分高騰していた。
インクをオブジェのように使うならともかく、実用として使う場合、ちょっともったいなくて使えない値段だ。最近のインクは段々実用性から離れている気がする。そりゃ、色々な色を作れば売れるだろうが、使える色というのは限られている。
その点、初恋は充分に実用的な色だと思う。
わたしが買ったときは、セーラーの一般的な瓶で、値段も一般的だった気がした。
ちゃんと50ml入っている。
ただ、しばらく使わないで蓋を開けると、凝固したインクがポロポロと落ちてくる。ちょっと心配だ。
ペリカンM800に吸わせた。見事にニブが青に染まる。
多和田葉子 百年の散歩より
美しい青だ。ブルーブラックとも違うし、一般的なブルーインクとも違う。この色、ありそうでない色である。
ちょっとパーカーのBBが薄いが、BBとはまた違う方向性だとわかるのではないだろうか。
初恋、本当に面白い色のインクだと思う。