だれも知らない万年筆

諸賢はこの万年筆を知っているだろうか。

見たことなくて当然で、改造されている。

漆が塗られている。

元はシェーファーのデルタグリップである。

クリップは三角形なので、デルタクリップではないかと思って調べたが、やはりグリップだった。

安物である。が、書き味はすこぶるいい。わたしが持っている鉄ペンの中でも１．２を争う書き味だ。

なんで、これを引っ張り出してきたかというと、先日カクノのカートリッジ一杯に入れた青墨であるが、書ききってしまった。また、カクノにインクを充填してもよかったのであるが、たまにはシェーファーも使ってみようかと。

一日中書いているくらい書いているわけだが、やっぱり細軸はつらい。ほんの数行、いや、原稿用紙一二枚各程度なら、ペンなどなんでもいいが、一日中書いていると、やはりある程度の太さを持った軸がいい。その点、カクノは及第点なのである。

また、これを使い切ったら、カクノに補充しよう。

セーラー万年筆 万年筆 顔料ボトルインク 50ml 青墨 13-2002-242

満寿屋 原稿用紙 B4 400字詰め ルビなし No.112