文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

腕時計は右手に付けるべきか、それとも左手に付けるべきか 機械式かどうかによって異なる

友人で腕時計を右手に付けているものがいる。そのものは右利きだ。
「どうして右手に付けてるの?」
と尋ねると、
「りゅうず(竜頭と書く。時計の3時の位置の突起部分)が内側に向くように付けろと教わったんです」
との回答。

腕時計を右手に付けるべきか、左手に付けるべきか、誰もが一度は気にしたことがあるだろう。ネットを調べても色々出てくる。ただ、色々出てきすぎて本当のところが分からない。故に、わたし流に左に付けるべきか、右手に付けるべきかを考察する。

大半の人は左手に付けている。その合理的理由はりゅうずが3時の位置についているからである。もともと、竜頭は時刻を合わせると同時にゼンマイを巻くためのものである。そして、昔の時計は年中ゼンマイを巻いていなければならない。右利きの人は当然右手でゼンマイを巻くので、りゅうずの位置は時計の右側にあるのが合理的である。だいたいの時計は3時の部分にあるが、2時とか4時の位置についているものもある。

だから、機械式腕時計をしている人で右手にしている人はいない。りゅうずが内側を向いていたら巻きにくくて仕方がない。

逆にクオーツ式の腕時計なら、りゅうずを巻くことなど滅多にないのだから右手でも問題ない。りゅうずが外側に飛び出しているのがなんとなく不安ならば右手にすればいい。

自動車は左側を走らなければならないが、腕時計を左腕にしなければならないという決まりはない。その証拠に、右手に腕時計をして逮捕されたという人をわたしは寡聞にして知らない。

友人の中には腕にするのが嫌だという理由でポケットに入れているものもいる。足に巻いたっていい。その場合、脛時計になるが。