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丸山議員 戦争発言 壁に耳あり問題

壁に耳あり障子に目あり、ということわざがある。どこで誰が聞いているか見ているかわからないという喩えである。

 

この現代、もはや喩えではない。実際に誰かがどこかでICレコーダーを回しているし、監視カメラはそこかしこに設置されている。

 

丸山議員は平場だと思って戦争発言をしたのであろう。ちょっと認識が甘すぎたのではなかろうか。江戸時代ならいざ知らず。

 

常にICレコーダーを回している人間というのは後段で議論しようと思う。

 

ただ、今回面白いのは、もし辞職勧告が出されたら、とツイッターで牽制、

 

与野党の議場で不問になっている過去の他議員不祥事、提出に賛成するというなら維新も含めた各会派の問題点も同時にこの機に世に問いかける形に。

 

と反撃に出たことだ。さすが戦争好き、攻撃は最大の防御であることを知っている。なかなかスパイスの利いた小悪党である。この点は支持したい。

 

辞職勧告決議案は野党六党から提出されたが、自民が乗ってこなかったらしい。なので、否決されてしまうかも知れない。否決されてしまうと丸山爆弾は不発に終わるので面白くない。自民はよほど丸山爆弾が怖いのだろうか。

 

普通は、問題発言→陳謝→辞職勧告→陳謝居残り→風化。である。

 

辞職勧告などはたんなる勧告で有り、「すみませんでした、てへへ」とやり過ごしてしまえばいいだけなのだ。出す方も受ける方も気楽な物で、地方議会などでは年中辞職勧告が飛び交っている。

 

丸山議員は、そして、自民は一体なにを問題にしているのであろうか。わたしは壁に耳あり問題だと思う。ICレコーダーが小型化して、誰でもいつでも簡単に発言を録音することができてしまう。

 

諸賢も身に覚えがあるだろうが、世間に出回ったらまずい会話など、われわれは日常的に行っているわけである。これが録音されてサクサク出回る世の中になったとしたら、意識と暮らしに大変革を行わなければならないことは必至である。

 

この隠し録りを是とするか非とするか、これこそが問題の本質である。豊田元議員が歌いながら秘書をボコっていたのも、隠し録りが発端である。

 

隠し録りを非として、隠し録りは卑怯ゆえに認めない、という流れにするのか、それとも、隠し録りを是として、その隠し録りを怖れて生活するようになるのか、われわれはいまその岐路に立っているのだと思う。

 

 

 ってかスマホにICレコーダー機能付いてるし。