文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

なぜみんなPCを使ってるのに、あんなにたくさんペンが売られているのだろうか?

世の中には不思議なことがたくさんある。その中の一つに筆記用具がなくなるどころか興隆していることがある。実に不思議だ。

写植屋などはとうの昔になくなった。最近は手書きの文字もあまり見ない。それなのに、高級筆記具から安物まで、文房具屋では山のように並んでいるし、新商品も次々出る。

万年筆および、万年筆のインクは高級志向で生き残っている。とくに、インクはひどい。中身は全然変わらないのに、物語性をもたせてみたり、瓶を様々な形にしてみたり。プラチナなどは実用30ccがなくなってしまった。

自分はかなり万年筆で字を書く部類に入ると思う。それでも、一生かかっても使い切れないほどのインクを持っている。そういう人間はたくさんいる。しかも、そういう人間しかつぎつぎ新しいインクは買わない。実用でインクを買わせることは困難なので、何らかの購入動機を惹起させねばならぬメーカーの並々ならぬ努力は計り知れぬ。

文房具屋で大量に並んでいるペンも、ひょっとしてインクと同じような理由で作られているのではなかろうか。自分は文房具が好きなのでおもしろいのを見るとついつい買ってしまう。安いし。

この前はエナージェルの1.0mmを買ってしまった。太字ボールペンは何種類か出ているが、この太字が快感なのである。

たぶん、インクを使い切ることはない。ほとんどの文具は使い切ることもなく、新しいのに取って代わられ続けていく。なるほど、それで筆記具は未だに売られ続けているのだな。それで、新しいのが年中開発されているのだな。と納得することにする。

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