(100日連続更新11日目)
自分は日記を付けている。ここ4、5年ほど、1日も抜かさずに書いている。正確にいうと3日4日分をまとめて書いている。本当はその日にあったことを、その日に書くのが王道なのだろうが、なかなかそうはいかない。
なぜ日記を突然付け始めたか。正確な動機は自分でもわからない。過去が不安になったからかも知れない。日記を書けば過去をつなぎ止められるか。書かないよりマシといったくらいだろうか。
日記を付けていて一つ面白いことを発見した。自分の時系列感覚の不確かさである。Aという出来事とBという出来事があり、時系列的にAの方が先だと思い込んでいる。Aが起きてBが起きたと思い込んでいる時がある。しかし、日記で確認すると、実はBが先でAがあと、などということがざらにある。
人間の記憶は曖昧である。ある本のある箇所を探していて、ここより先だったと思ってページを繰っていても見つからず、戻ると出てきたりする。時間感覚が狂うというより、単に記憶がいい加減なだけなのであろうか。