極めて低予算で作られた映画であることはわかる。
チョーつまらないわけではないのだが、どうしてもいろいろ引っかかる。
たとえば、大砲爆発のシーン。あれはないだろ。音だけで十分爆発したことはわかる。
あと、なぜバッドエンドで終わらせたのだろうか。普通にハッピーエンドで終わって欲しかったなぁ、と思う。
あと、なぜ白黒にしたんだろうか。エンディングで普通にカラー映像が流れる。ぜんぜんカラーでよかったのではなかろうか。カラーだとなにかボロが出るのだろうか。
4:40くらいのところは音声がおかしいし。
まぁ、そういう些末なことはいいとして、生徒たちの行動がなぞである。化け物先生は暴力を振るうから怖い、と恐れながら、平気で舐めた態度を取るのである。つまり、言動では少しも恐れたそぶりがないのに、口では怖いというのだ。
たしかに、心の底から恐れていたら、舐めた態度を取れないので、化け物先生が暴力を振るう機会がない。
設定に矛盾があるのだ。
でも、たまにはこういう作品も見ていて落ち着く。最近の作品はあまりにテンポがよすぎて見るというより、見せられている感じさえする。のんびり感情移入しながら、いろいろ突っ込みながら見る作品というのは、それはそれで楽しいものである。