急に恋愛映画が観たくなって、おすすめ恋愛映画でググったら出てきたので観た。プライムだし。
だがしかし、これは恋愛映画なのだろうか? わたしにはむしろ父と子の物語に思えてならない。
ネタバレ注意
主人公の家系には不思議な力が宿っている。それは、過去に戻れるという能力である。戻れる範囲は自分の記憶にある過去である。主人公はこの能力を用いて好きな子と結婚するという内容。
しかし、でかい問題はなにも起こらない。父親もこの能力もっているが、その使い道は読書の時間に用いるだけで大きなことはなにもしない。そもそも、この映画の結論は過去になど戻らなくても人生は素晴らしい、ということをいいたいのだ。つまり、過去に戻って何度でも失敗をやり直せる、などはオーバースペックでしかないのである。
とまぁ、いろいろとケチを付けたが、2時間楽しむなら十分な映画だと思う。イギリス映画というのがいい。おなじ英語圏でもアメリカとはまた違った趣がある。
わたしはタイムリープものが好きで色々観てきたが、この映画ほどタイムリープが脇役なものは観たことがない。タイムリープなどと言う超弩級の技を、ほんの小技にしてしまうと言う意味においては、なかなか参考になったかも知れない。