低予算映画というのは山のようにあれど、これほど低予算に徹している映画にこれまでお目にかかったことがない。
後半どんでん返しがあって、その話をすると映画がつまらなくなってしまうので控える。
あらすじは、救急救命センターに一本の助けを求める電話がかかってくる。電話番の主人公は、その女性を助けようと、方方に電話をかけていろいろと真実を探していく、という内容。
物語は二種類あって、救急救命センターに電話をかけてきた女性について。と、主人公の事件の裁判が明日開かれる、というもの。二つの物語は直接はリンクしない。しないが、主人公の精神に影響を及ぼしている。
映画の舞台はコールセンター。だけ。最初から最後まで。あとは、声だけ。
観客はひたすら想像力を働かせなければならない。
久しぶりに疲れる映画を観た。ちょっと変わった超低予算映画が観たいという人にはお勧めだ。