今週のお題「空の写真」
面白いのか、つまらないのか、よく分からないお題である。まさに、文章力を試されているのではなかろうか。
今朝撮った写真である。ズームもなにもしていない。iPhoneで等倍。
ほぼ一色の灰色である。ちょっと青みがかっている。蒼天の「蒼」は草を倉庫にしまって枯れた色のことをいう。つまり、くらい感じの青というか緑。だから、蒼天とは、もともとはこういう色を指していたのではないかと。
むかし、空の向こうに宇宙空間の存在が知られぬ時代。人々はこういう空を見て、空の向こうに引き込まれる感覚を得たのではないだろうか。また、空の向こうからなにかがやってくる恐れのようなものも感じたのではあるまいか。
一面がこのように覆われると、雲というよりは、なにか空の色が変わった、と感じてしまう。
青空の世界と、灰色の空の世界では、そこに別の世界があると考えてもおかしくはないのではなかろうか。