ルビナートのリコリスはわたしの最も好きなインクの1つである。日本の着物でいうところの草木染めの色に似ている。このインクで筆記していると、まるで上高地の森林に浸かっているような、夕暮れの藪の中で草いきれに包まれているような、そんな錯覚が目から入ってくる。
筆記感もほどよい粘度で、流れることもなく、詰まることもなく使いやすい。ただ、この瓶は10mlなのでちょっと少ない。50ml入りが出ているのでこれを使い切ったら買おうと思っている。
このインクには匂いが付いているらしいが、わたしのインク壺からはこれといった匂いはなかった。飛んでしまったのだろうか。
ブラックのインクと比べると、色がまったく違うということが明瞭である。
原稿用紙に書くとこんな感じ。
ルビナートからまだでているのであるが、ちょっと調べると、アルバインターナショナルというところからも出ているらしい。ライセンス生産かなにかだろうか?
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