サンサを見ることによって異方の感覚を身につけられる。異方の感覚とは、自分が複数人いると感じること。
我々が自分自身だと思っているのもは多数次元にまたがる自己の一部分を認識しているに過ぎない。
多数次元の自分を使いワークシェアリングすることが出来る。つまり、異次元の自分に睡眠を代行させることが出来るので、この世界の自分は眠る必要はなくなる、という理屈である。だから、眠ることも出来るのだ。
個人的には風呂に入らなくてすむ装置を持ってきて欲しかった。というか、風呂に入るという行為は異次元の自分に代行させることは可能か。
別に風呂が嫌いなわけではないが、超疲れて帰ってきて風呂に入るのはつらい。かといって入らないわけにも行かないので、これはもはや強制である。これを、異次元の自分に代行させられたら、人類はかなり助かると思う。
しかし、その場合、六話の最後のヤハクイと真道のやりとりはこうなる。
ヤハクイ「真道。きみはいつから風呂に入っていない?」
真道「なっ!?」
みたいな。
七話で言野たちがサンサを見て驚いたあとに真道が言う台詞。
真道「実際、わたしはもう二十日風呂に入ってません」
うーん。臭そうである。しかし、異次元の自分が風呂に入ってるので臭くない。さすが、異方存在である。というか、ヤハクイは風呂に入らないんだろうから。