わたしは脱ユニクロを提唱している。
ユニクロの品質や経営理念に否を唱えてではない。
ユニクロ商品は高品質で無難で安価なので、ユニクロだけ着ていれば事足りてしまい、それでは服飾に対する目が肥えない。故に、あえてユニクロ以外のものを選択することを提唱しているのである。
だが、同居人がユニクロ大好きなので、わたしも一緒に行くことが多い。
最近気軽にはけるズボンがないなぁと思って、ふと感動パンツを手に取ってみた。ペラペラである。
じつは一本グレンチェックのズボンを駄目にしたばかりであった。
グレンチェック、ちょっといいなぁ、だが、この時点では全く買う気などない。とりあえず試着してみた。
感動した。モンベルの山登りパンツと履いた感覚が一緒だ。これはトラウザーズの形はしているが、中身はトレッキングパンツである。
はっきり言って、ずるい。トレッキング素材で作れば、快適なのが出来るに決まっている。それをやってのけたユニクロはずるいがすごい。二回目の感動だ。
問題は耐久性である。一年で駄目になるようでは使い物にならない。5年は履けて、5年後、三度目の感動をさせてくれることを期待している。