先日、6時47分の東京発新大阪行きの新幹線に乗って、19時30分の新大阪発東京行きで帰ってきた。日帰りである。
自分は新幹線の中で本を読むのが好きなので、2時間半、本を読んでいた。しかし、みんな朝早くて眠いのだろう、行きの新幹線では全員爆睡状態であった。自分は4時起きだったが、そのために前日22時に寝たので睡眠はばっちりだ。
大阪で何をしたのかというと、一日中重い荷物を持って歩き回る仕事。正直疲れた。帰りの新幹線では30分ばかり寝てしまった。腰が痛い。
しかし、帰りの新幹線の中のサラリーマンのだらしのないことと言ったら目を見張るものがある。みんなネクタイは取るか派手に緩める。タイスペースが開く、などではなく、最早ネックレスである。そして、酒を飲んで酔っぱらっている。
中谷氏の「服を変えると、人生が変わる。一流の男の身だしなみ」では、新幹線で靴を脱ぐのは最悪、とあったが、半数は靴を脱いでいた。
スーツ姿の人間の方がカジュアルな服装をしている人間よりも遙かにだらしない光景が広がっていた。あんなだらしなくスーツをきるなら、カジュアルで出社したほうがまだましなのではないか?
わたしは歩行用にきつく締めた靴紐をゆるめはしたが、ネクタイは緩めない。あれだけ無惨な景色を見た後では緩めたいとも思わなかった。
結論。日本のサラリーマンは疲れている。あんなに疲れていてまともな仕事が出来るのであろうか。もはや、スーツを着る必要などないのではないか? スーツを着用する意味も必要もなくなっているにもかかわらず、スーツスタイルのみが要求される世の中はなんとも薄気味悪い限りである。