ここのところ、忙しすぎ忙しお、である。
なかなか19時半までに更新できない。早く暇になりたい。忙しいは心を亡くすと書く。忙しくなくても心が生きてるかは微妙だがな。
紀貫之の歌である。
この歌は一週間で読めるくずし字に出てきたが、普通にスルーしていた。
が、最近、和歌のルールという書を読んでいたら、この歌の解説が載っていて参ってしまった。
意味は、
袖を濡らして、手で掬った水も凍ってしまった。その凍った水を春の風が溶かしているかも知れない。
和歌のルールでは品詞はの説明から始まる。
まず、「結びし」は過去形。手で掬った水。
その水が、「氷れる」は完了・存続の助動詞。
とくらんの「らむ」は現在推量の助動詞。
水が季節を追って姿を変える。
水という物質を使って季節を歌ってしまった。
またこの歌は、礼記の「孟春の月、東風氷を溶く」を意識しているとのこと。
さらに、袖の縁語である。この中には、袖の縁語を「結ぶ」「張る」「絶つ」「解く」と持ってきている。
さらにわたしは「水」と「見ず」を掛けているのではないかと思う。
見ることなく、春の訪れを歌う。
さて、今回使ったノートは
水平に開いて使いやすいかなと思っていた。
が、そもそも、バインダーなしで使おうと考えたのが甘かった。甘納豆なみに甘かった。
ポロポロページが取れてしまうのだ。これではノートにはならぬ。
さて、どうやって使ったらいいものやら。
恒例の、楷書&字母で書くとこうなる。
今回はハイテックC カヴァリエを使用。
だが、なんかインクフローがじゃじゃ馬だった。確定申告の時にカーボンコピーにしっかり残そうと、筆圧をかけ過ぎたのが悪かった。