ロシア・プーチンのウクライナへの出兵は以下のような理屈であると聞いた。
もともと、ウクライナ東部にはロシア語を話し、ロシア正教を信じるロシア人が住んでいた。
それが1917年のロシア革命のどさくさで、ウクライナ人民共和国が成立して、ロシア人が住んでいる地域も併合してしまった。
しかし、すぐにソ連が出来てウクライナもソ連に入ったので問題はなかった。
ソ連が崩壊。ワルシャワ条約機構は解体。NATOは1インチも領土を広げないと約束しながら、着実に拡大。
さらに、ミンスク合意でドネツク、ルガンスクの自治を認める合意をしているのにゼレンスキーは一方的に合意を破棄。
ドネツク、ルガンスクに住むロシア系住民の迫害、虐殺を行う。ロシアの同胞を救わなければならない。
義兵をあげたのである。
頭に書いた通り、ロシア・プーチンの理屈である。
ウクライナにはウクライナの理屈があるだろうし、西側には西側の理屈がある。お互い自分に都合のいい情報しか流さない。
戦争に正義など無いと思う。ましてや、当事国の国民でもないのに、正義もへったくれもあるかと思う。
仮に、西側の報道が全て真実だとして、プーチンが正真正銘の悪人であったとしても、我々日本人がロシア兵を殺す正当性などあるのだろうか?
わたしは現実世界では典型的一般人なので「いや、まじ、プーチン非道いっすよね。ウクライナの人々、まじ可哀想っす」と話を合わせていた。
話を合わせて盛り上がっていたら、寄付しよう、とかいう流れになり、「寄付まではちょっと……」などと言えるべくもなく、みんなと一緒に諭吉を供出した。
ウクライナ軍がなんの銃を使っているか知らないが、アサルトライフルの弾丸は一発10円から50円くらいらしい。
仮に50円だとすると、200発である。
わたしの諭吉が200発の弾丸となってロシア人に向かって飛んで行っていると思うと、なんともやるせない気持ちで一杯である。