池袋の暴走プリウス上級国民飯塚幸三氏の事件は、今年の頭かと思ったら、去年の4月であった。
実は知らなかったのであるが、猪苗代湖で暴走クルーザー事件なるものが起きていた。
被害者家族が情報提供を求めるHPを作ったとニュースになっていて知った次第である。
クルーザーのスクリューに巻き込まれてズタズタにされるという、悲惨きわまりない事件である。クルーザーは徐行が求められる遊泳区間を暴走していたらしい。
他のサイトでも話題になっているが、この事件で謎なのは、犯人が特定出来ないでいるということである。
犯人が逃げていることは間違いない。あの日、あの時間、あの場所を通ったものは自覚があるはずである。名乗り出ないところを見ると、逃げ切ろうという意志があるのであろう。
ただ、どうして警察は捕まえることが出来ないのか。やはり、犯人が上級国民だからだろうか?
グーグルアースを使って猪苗代湖のマリーナを調べてみた。
事件があった中田浜マリーナが被っているので、猪苗代湖のマリーナは三カ所である。
湖上には30隻弱。
陸上は20隻弱。
他のマリーナはこんな感じ。
これを見る限りだと、全部合わせても100隻ないと思われる。
この中で当日航行していた船舶など数隻しかないはずだ。素人考えでは、ちょっと調べれば簡単に分かりそうなもの、と感じてしまう。
故に、警察は、犯人を捕まえる気がなく調べないのか。それとも、本当に調べているのに分からないのか、どちらかである。
前者に立つと、上級国民説が浮上する。
後者ならばどういうことが考えられるだろうか。もともと猪苗代湖に停泊しているクルーザーではない、という可能性はどうだろう。わたしが調べた範囲だと、小型クルーザーとは言えトラックで運ぶ。
水上スキーのように気軽に運ぶことは無理でも、頑張れば運べないことはない。もしそうだとすると、捜査範囲は格段に広がる。
さらに、事件発覚を恐れた犯人がクルーザーを沈めてしまっていたらどうだろうか。証拠がのこらない。
猪苗代湖は最大水深90メートル。
面積は103平方キロ。山手線の内側が63平方キロなので、この広さから湖底に沈んだクルーザーを探すというのは困難なはずである。
大変かも知れないが、操作関係には一刻も早く犯人を捕まえてもらいたい。