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DESTINY 鎌倉ものがたり  感想 レビュー 浅田次郎先生のペンの持ち方

ネタバレ有り。

 

DESTINY 鎌倉ものがたり

DESTINY 鎌倉ものがたり

 

 

 

電車が電光掲示板だったり、10000円札が最新の10000円札だったり、ちょっと手抜きな感じがしないではなかったが、話自体は可もなく不可もなく。

 

↓当時から電光掲示の車両は走っていたのだろうか。

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ただ、発想が面白い。鎌倉には魔物が人間と共存している。そして、黄泉の国に江ノ電で行ける。そんなんでええんかい、と突っ込みたくなるが、そのノリがこの作品の魅力だと思う。

 

貧乏神の茶碗が活躍したり、母親が不倫していたと思ったのが、実は実の父親だったとか、なかなかエスプリも効いている。

 

主演の堺雅人がじつに良い味を出している。ミステリー作家という設定であるが、万年筆をあんなに首軸ぎりぎりでもつなら、キャップはポスト(尾軸にキャップを挿す)しないほうがいい。おそらく使用ペンはモンブランの146であろう。

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では、ポストしたときの正しいペンの持ち方とはどのようなものか。

浅田次郎先生はこのようにペンを握る。もちろん、ペンの握り方に正否はないが、これが正しい握り方である。趣味の文具箱vol23より。

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